《あっさりと 未練脱ぎ捨て 身を新た》

Welcome to Bear's Home-Page
ホームページに戻ります

家庭の窓にリンクします! 家庭の窓

 寒さは苦手にしているので,今の季節はひたすら我慢をしています。できるだけ行動を節約して,暖房空間から外れる時間を少なくしています。それでも,生活の必要上,寒い空間に出ざるを得ないこともあります。身体が冷えない時間に済ませてしまうか,それが叶わない場合には,厚着をして備えなければなりません。
 朝目覚ましに起こされます。まだ辺りは暗く室内は冷え切っていて,暖かい夜具から出ることを思うと,嫌だなという気分になります。それも一瞬です。軽く身体をほぐす動きをした後,さっと起き上がり、洗面所に直行です。冷たい水で顔を洗って,あっさりと起床です。切替えは早く終わります。することをグズグズすることが嫌なので,するとなればあっさりと済ませるようにしています。いつまでも未練タラタラというのはご免です。
 喫煙はかなり前に止めましたが,そのときもあっさりと済ませました。体調に不都合が現れたといった兆しなどは何もなかったのですが,ある日タバコ止めようと思って,すっぱり断ちました。止めることが難しくて,止めると皆に触れ回ることで,自分を追い詰めるといった止め方が語られます。自分の決心を自分で守れないということはあるはずもないと思います。止めると思ったら自分一人で勝手に止めればいいのです。人のことなら思うようにはならないでしょうが,自分のことなら自分の思い通りになるはずです。
 10数年務めてきたある役職を辞めたときも,そろそろ潮時と思って,身を引かせてもらいました。格別な辞退理由などは無かったのですが,自分の中で引導を渡したのです。辞めた後は,さっぱりしたもので,染みついたしがらみはすっかり脱ぎ捨てています。寒がりなのですが,そういうお仕着せを脱ぐことは苦になりません。役職であれば自分のことだけではなく相手があることです。自分勝手な決断で迷惑をかけることはできません。その点は気を遣いましたが,事前に意向を伝えて対処をしていただくようにお願いをしておきました。
 自分のことは自分で処していかなければ,周りとの関わりを楽しむことができません。関わりは必ず自分にある種の変化を強いてきます。そこで自分をなだめることができなければ,関わりが自分の成長になるはずもありません。関わりを着替えて新たな自分になる,そういう気持ちで日々を送っていきたいものです。

ご意見・ご感想はこちらへ

(2014年01月19日号:No.721)