《突然に 飛び込む不安 向き合って》

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 至急回覧が飛び込んできました。内容は,

             火災の連続発生について

        4/8(火)9:45 ころ、○○○内(民家の庭の芝生)
        4/9(水)4:20 ころ、○○○内(廃材)
        4/11(金)4:00 ころ、○○内(リサイクルボックス)

     町内において連続して火災(不審火)が発生しております。
     屋外に燃えやすいものを置かないようにしましょう。
     不審人物発見したら、110番通報をお願いいたします。

といったものです。
 連続したものか,たまたま重なったものか,確認されているのか分かりません。ただ,火の気のない所であることから,不審火と認識すれば,誰かの意図の下に起こったものと勘ぐることもできます。そこで,最後の1行にある「不審人物」という言葉が出てきます。
 連続放火事件はニュースで知ることであり,何処か遠い所のことであったのですが,その事件が身近で起こると,一気に不安が高まります。

 放火をして回る人物が近所を徘徊しているかもしれないという疑心暗鬼は,じわじわと心理的な負荷となって迫ってきます。屋外に燃えやすいものを置かないようにという対応が指示されても,燃やそうと思えば燃えるものが家の周りにはたくさんあって,取り払うことはできません。これで大丈夫という状況がどういうものであるのか確定しないので,落ち着きません。発生時間が4時頃というのでは,寝ている時間なので,直接的な対応として張り番をするということもできそうにありません。何ともふがいないことですが,通り過ぎるのを待つことになりそうです。
 それにしても,放火をするという輩の心情はどうなっているのでしょう。幼いというか,破廉恥というか,愚かというか,卑劣というか,残虐というか,その段階は,しでかした結果に応じて判定されるのでしょうが,反社会的であることは明らかです。騒ぐのが面白いとか,イライラしてといった事後告白が聞かされますが,ふざけるなと大きく返したいものです。人の邪心を完璧に払拭することは不可能であるのは分かってはいますが,できるだけ押さえ込んでおこうという社会であってほしいものです。

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(2014年04月13日号:No.733)