《本当の 危険の前に ひやりあり》

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 前回に続いて,運転の経験に触れておきます。100万都市に隣接するわが町には,JRの2路線が交差し,6つの駅があります。ついでに言えば,高速道のインターもあり,空港にも車で10分ほどで着き,交通に関してとても便利です。その中の一つの駅のプラットホームの端に接するように横切る踏切があります。乗客の乗降のために列車が停止している間,踏切が遮断されたままになるので,長めに待たされます。
 その踏切の片方に線路を横切って車1台の間隔を置いて,線路と平行に駅舎に向かう横断歩道が設置されています。踏切を渡っていると,歩道の端に横断しようと立ち止まっている男性の姿があります。前車は停止することなくすり抜けていきましたが,少し間をおいて追随していたので,横断を優先して停止しました。そのときに,後からついてくる車のことが気になったのですが,一旦停止を決断しました。
 バックミラーをのぞくと,案の定,後続の車がついてきています。こちらの車が歩道前で停止しているということは,後続車は線路の中で停止することになります。幸い,横断者がさっさと渡り終えてくれたので,ほんの少しの停車で済み,すぐに前に進むことができました。後続車も線路上から脱出です。とても短い時間のことではあるのですが,線路上で停止するというのは,落ち着かないことでしょう。
 後続の車のドライバーが,歩道の手前で前車が止まるかもしれない,そうなると線路向こうにスペースがないということを見極めて,線路手前で待ってくれることを願いましたが,その思いは伝わる由もありません。自分が後続の車に乗っていたとして,先の状況を見ることができたか,怪しいものです。
 停止することなく通り過ぎた前の車がもしも歩道手前で止まっていたら,線路上で停止させられていたことになります。自分がたまたま免れただけで,いつ我が身になるか分かりません。状況を振り返りながら,これからは,少なくとも,線路向こうに侵入できる空間が確保されていることを確かめて,横断するようにしようと再確認をしました。

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(2015年03月15日号:No.781)