《仕合わせは 慣れた仕事に 付き添って》

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 11月に入ったばかりですが,年賀状を買ってしまいました。郵便局からの申し込みチラシが届いたので,配達を依頼しました。早く片付いた方が気が楽ということで,さっさと済ませた次第です。いつまでもチラシを目の範囲に置いておくのが鬱陶しく感じるからです。今できることを済ませれば,次の仕事が滞ることなく入ってくることができます。ことを後回しにして予定を抱え込むと,時間的に気持の余裕がなくなってきます。ある種の閉所恐怖症かもしれません。
 ところで,ここ数年,年賀状の枚数を少しずつ減らしています。自然減もありますが,意図的に年賀を辞退するようにしています。身辺整理というわけでもないのですが,静かに消えていく準備です。新しいご縁は控えめにして,旧いご縁は分野毎にまとめて縮小しています。何人かは勝手に居残りをお願いしつつ・・・。もちろん,数は少ないのですが,先様の方から辞退のお申し出もあります。勤務に関わる儀礼的な年賀は,受領するだけで返信は一切していません。
 おつきあいの分野が数種類あるので,年賀状の文面も替える必要があります。デザインの変化やメッセージの修正など,パソコンで作業をしなければなりません。さすがに,その作業を今からするという気にはなりません。12月の中旬に実施することになるでしょう。年賀状といった恒例の作業は,適時性,タイミングが大切です。時季外れの作業では,できあがりが違うのではと思います。連れ合いのもとには,おせち料理のチラシやカタログがありますが,まだ決めかねているようです。予約はもう少し後になりそうです。
 月が変わると,「もう○○月!」という話になります。夜回りおじさんたちの会話です。あと2か月。しめ縄を作ってくれる仲間は,餅米のわら束を集め始めています。物作りという作業には段取りが必要になるので,順を追っての手配が不可欠です。もう作業が始まっているのです。時間に追いかけられているという感じになります。長い期間の気配り・目配りを強いられると疲れます。ただし,慣れていると,作業の進展に寄り添っているといった形で,なんとなく進んでいきます。余計な緊張が要らないのです。

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(2015年11月08日号:No.815)