家庭の窓
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今年度に,玄関通路脇で空に向かって咲いてくれた皇帝ダリアです。咲き始めて写真に収めようとしていましたが,あいにくと曇天続きで,遅咲きの花にやっと間に合いました。地上には、薄紫色の花びらが散らばって,きれいというのか,散らかっているというのか,複雑な眺めです。雨に濡れてしまうと,片付けてやらないと,花びらが恥ずかしそうです。目に触れないように,見送ってやりました。
旧い株から伸びた皇帝ダリアは,太くなれずに,花数も数輪という,はかない様子でした。支援をしなかったせいかもしれません。来年は少し肥料面での手を掛けてやらなければなりません。今年植え付けた新しいものはある程度伸びてきた所で,虫か鳥によるためか,先端の芽が摘み取られた状態になって,以後伸びないままになりました。地上に芽を出したばかりの時に,摘み取られたものもありました。最後まで育ち上がるのは楽ではないようです。
家の周りにダリアの花びらが敷き詰められた状態になっていることに誘われ,その花びらを数枚拾い上げて,紙の間に挟んでおきました。しばらくして取り出してみようと思っています。過ぎていく物事に未練を残すことはしない方なので珍しいのですが,なんとなくしてみました。ただ,そのまま忘れてしまいそうです。
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