《仕合わせは つつがない年 それぞれに》

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27年最後の一輪です
 今年の皇帝ダリアを切って,来年に向けて冬眠させる準備に入りました。仲間はとっくに散り去り,実も落としてしまっているのに,一輪だけ花を咲かせていました。時期遅れの一輪というのでなんとなくしょぼくれているのかなと思いきや,凜として素敵な風情の花です。無碍に処分するのに忍びず,そっと縁側に避けておきました。
 連れ合いが,いつの間にか,その一輪を持ち去りました。作業が終わって昼食の席に着くと,テーブルの上に皇帝ダリアが小さな器に入って置かれていました。花びらが背筋を伸ばしているようにすっとして,粋な姿です。カメラを出してシャッターを切りました。
 皇帝ダリアは,見上げるような高みに花を咲かせますので,間近に見ることはありませんでした。下から見上げて,青空に薄いピンクの花たちが映える風景が定番でした。こうして目の下に置いて,一輪をしげしげと見るのは初めてのことです。最後の一輪として,近くで見てほしいという訴えが聞こえてくるようです。ありがとう。また来年もよろしく。そう答えています。

 今年一年が無事に過ぎていこうとしています。
 皆様にも,つつがない一年であったと思います。

 来年も皆様にとってよき一年であることをお祈り致します。

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(2015年12月27日号:No.822)