家庭の窓
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パソコンの壁紙を,ときどき思い立ったとき掛け替えています。今は浮世絵でネット検索して,ファイルをいただいています。しばらくはこのジャンルが続くことでしょう。利用できるように画像ファイルをネット上に提供していただいている方に感謝しています。
かつては,連れ合いの写真を掲げていました。季節毎の風景の中にたたずむ姿を追いかけていました。ただ,人の気持ちは薄情なもので,馴染んでくると飽きてくるという副作用が現れます。文字通り目先を替えて,冷却期間をおく必要があります。という言い訳で,しばらく遠ざかっていると,気がついています。
連れ合いの後にしばらく続いていたのが,自然風景です。自然を扱う雑誌のメルマガに付録としてリンクされていた写真を使わせてもらっていました。珍しい自然が美しく切り取られている写真で,かなり気に入っていたのですが,今はリンクがなくなってしまい,残念です。
それから後は趣向を変えようと,日本の城郭の写真を探して数種類アップしたり,犬の写真を続けてみたり,飛行機の写真,虹の写真など,あれやこれやとさまよっています。それぞれは全く脈絡がないのが,いい加減だなと思い返しつつ,気まぐれでいいのだと納得しています。
壁紙について一つだけこだわっていることがあります。それは特別なことではなく,サイズです。横長のディスプレイを使っていますが,画面中央に壁紙を置き,両サイドに黒い無地の場ができるようにすることです。理由は,左サイドにソフトのアイコンが並んでいるからです。以前は右サイドにガジェットをいくつか置いていたのですが,今はガジェットはなくなっています。写真のサイズが大きくて画面全てを壁紙にすると,アイコンが見づらくなりますし,壁紙の絵が壊されるので,気分を害することになるからです。
ところで,ときどきよそのパソコンをのぞくことがあるのですが,画面上に所狭しとアイコンが散らばっています。それぞれが一つの書類です。ワードやエクセルのファイルのそれぞれが散在していて,とても賑やかです。壁紙はずたずたですし,書類を探すのも大変そうですが,慣れていると,使いたい書類を一発で立ち上げることができて便利なのでしょう。書類が増えてくると新旧が入り交じって,混乱してくるはずです。
全てのファイルは,階層状に組み上げたフォルダーに格納しています。画面上にはソフトアイコンしかありませんので,作業は,まず必要なソフトを立ち上げ,書庫フォルダーから必要なファイルを引き出したり,新しいファイルは適切なフォルダーに記録するという流れになります。何年先のこの分野の書類という探索も,エクスプローラーを使ってすぐに引き出すことができます。
ときどきPCやソフトの扱いについて尋ねられることがあって,文書を扱うときに,無造作にデスクトップにあるファイルや,分野や年号の別のないフォルダーに放り込まれているファイルは,全くお手上げです。特に定例の文書は,前回や前年のものを参照することが不通なので,それを探す手順・ルートがないというのは手に負えません。
ただ,使う人がそれぞれ自分に慣れた使い方をすればいいので,端からとやかくは言いませんが,不便であれば,工夫する楽しみを出てくるはずです。必要は発明の母と言われますが,怠惰は発明の父と言うこともできます。楽をしたいと思うときがあれば,何とかできないか考えてみることです。
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