《安らぎは 昨日明日より 今日を生き》

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 時間のやりくりが付かずに,先送りにしていた作業が,この連休中にほぼ片付きました。一気に集中して取り組むことによって,作業は効率的に進みます。この感触は久しぶりです。若いときは寝食を惜しんで熱中して作業していましたが,その充実感を思い出しています。
 あれやこれやの関わりに絡まれていると,一つのことに関わりきりとはいかず,重たい作業はなおざりになります。時間を見つけて少しずつでも処理すればいいのにとも思いますが,若いときと違って気力の瞬間的な集中ができなくなっています。ゆったりとした時間に生きていく年齢となったと気付かなければならないようです。
 手つかずの作業が片付いていくことに浮かれているうちに,連休が終わりになって,定例の作業が放置されていたことに思い至り慌てています。集中力が残っているうちに,やり終えようと手を付けても,急には方向転換ができなくて,立ちすくんでいます。人の行動は,機械仕掛けのようにスイッチを入れ替えれば済むとは行かないようです。
 身体機能のモードを連休モードから通常モードに切り替えなければならないようです。そのためには,いったん空白の時間を挟む必要があります。ということで,一晩の睡眠を取ることにします。寝る暇があったらさっさと作業を済ませたら,という言葉は脇にどけておきます。
 朝になると,当日の呼びかけが聞こえてきます。地域一斉の環境美化作業へのお誘いです。年に一度の恒例行事です。野良作業の身繕いをして,いざ開始です。溝に貯まった泥を掻き出し草の片付けから始まります。作業ごとに呼吸を整える休みを取りながら,場所を移動していきます。久しぶりに顔を合わせて言葉を交わしながら,地域が見る間にきれいになっていきます。有志の出動によるトラックに,廃棄物を詰め込んだビニール袋が積み込まれます。締めとして,飲み物と未使用のゴミ袋のセットを頂いて,作業終了です。
 非日常が紛れ込んでくると,淡々とした日常に区切りが付きます。ただ,昭和の日,憲法記念日,みどりの日,こどもの日,母の日と続いていると,訳が分からなくなります。それぞれに向き合っていると,混乱しますし,疲れます。だから休みになっているのかもしれません。
 ということで,日常に戻ることにします。早速,回覧板が回ってきました。次はどなたの所に届ければいいのかな?

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(2016年05月08日号:No.841)