《安らぎは 思うとおりに できたとき》

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 かつて行ったことがある大阪市に,久しぶりに出かけることになりました。ある会合で、会議の後に開催される講演の講師を依頼されたからです。九州から近畿への訪問という格好です。大阪空港から目的の場所まで,どのように交通機関を利用できるのか不案内なので,早速ネット検索で助けてもらいました。
 電車ルートを探すと,かなりの乗り換えが必要だという状況になります。飛行機のチケットを入手できた出発時間が早めであったため、時間に空きができました。そこで,大阪市に住んでいる身内に遭うことを思いつき,立ち寄ることにしました。乗り換えの回数が増えていきます。電車の路線があれこれあるし、地下鉄もあり,乗り換え通路が右折左折上下動と複雑です。路線図と各駅の構造図を眺めながらのシミュレーションですが,複数あって往復があるとこんがらかって,覚えきれません。
 乗り換えが構内ではなく、違った駅であると,連絡通路を歩くことになります。特に建物の中や地下の通路であると,景色という道案内が封じられるので、わかりにくくなります。ネットを見ていると,どのように歩いて行けばいいのか,実際に歩いて行く際に見える景色を、録画映像で教えてくれる情報もありました。とても親切な情報であると感心しましたが,映像にない部分の広がりがないと,位置情報が不安定で,方向感覚が掴めません。
 分からなくなりそうだったら,地上に出て,地図上の移動をした方がよいかもと考えてみました。ある程度のルートイメージを掴んで.とりあえず出かけてみようと発ちました。
 往きは,朝の人の移動が残っている時間帯であったので,乗り換えは人の流れに乗っていけばよかったので楽でした。乗り換えの連絡電車も都合よく時間がつながっていて,思いの外に円滑に移動ができました。身内との再会はあっという間に実現しました。
 会合の場所に行くためには,乗り換えが必要でした。予め見ておいた路線図によると,先ず私鉄で行って,市営地下鉄に乗り換えとなっています。ところが実際には,乗り換えなしで行けてしまいました。聞くと,相互乗り入れしているというのです。確かに,路線図では会社が違うので,続けて記載するわけにはいきません。しかし,乗り入れていますという情報を示してくれていたら,正確に状況を伝えることができたのにと思います。見るのとするのは違うという事例です。
 帰り道では,地下鉄駅から私鉄駅まで連絡通路を歩いて接続という箇所がありました。ネットで,乗り換えの道筋を映像で紹介していたところです。どうなるか多少心配でしたが,とりあえず行くことにしました。人の流れがあるのでついていきながら,頭上の案内板を見ていると,矢印が要所要所に掲示されていて,誘導されていき,全く迷うことなく,連絡することができました。案内があるはずと思っていたとおりです。
 初めての行路を無事に行くことができて,ほっとしています。行き当たりばったりで出かけて,分からなければ尋ねればいいのですが,自分の行動を自分で整えることが基本ですので,下準備をして往復をイメージし,その通りに実行することができました。まだまだ惚けてはいないようです。

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(2016年07月03日号:No.849)