《安らぎは 今の力を 精一杯》

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 12月の日を迎えると,特有のチェックを持ち込む気分になります。年内に済ませるという期限からの物事のチェックです。済ませておかないと新年が迎えられないというものから,年を越すと望ましくないものなど,より分けて処理しなくてはなりません。後が無いという気持ちで振り返ってみると,あれやこれやの仕残したことが指折り出てきます。残された日数の中に貼り付けて,段取りをすることを強いられています。
 あれこれの役目を背負っていると,しておく事は先行きに必要になることの選択と準備です。当面することへの対応は現場に任せておき,先に遭遇するであろうことへの布石をしておかなければなりません。今のままでは対処しきれなくなる,そういう弱点への補強や新規の対処などを想定し,日常の業務の中に組み込んでいく手立てが求められます。規模が小さく,実績の積み上げの無い組織では,他からの助言が聞こえてくることも無いので,自己責任となります。
 些細な組織を預かっているという立場にいると,何ができるかということの他に,これから何が必要かという見通しも仕事の大事なテーマになります。組織の活動の流れがどこかで滞っていないか,関係者の意欲を削ぐようなことないか,さらには,活動の新しい展開に必須の要件が整っているか,新たなことが必要か,試行実践もしなけれなりません。関係者との情報交換をしながら,課題を抽出し整理し構成をしていきます。
 必要な行動を促す仕掛け,指示誘導をする情報の提供から手がけ,組織内に小さな渦を生み出して,周りを巻き込んで,やがて組織全体がうねり始める,そういう構想を描くことができればと思っています。ただ組織内には色んな思惑の渦があるので,打ち消しあってしまうこともあります。やり遂げるという根気を試されることになります。うまくいったときの充実感に導かれて,あれこれ考えて,思いついたものをメモ書きして形にして機会あるごとに提案し続けています。

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(2016年12月04日号:No.871)