《もう幾つ 寝るとあの日が 来るのだろ》

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 会合や式典に出席することがあります。儀礼としての拍手をする機会もあります。そんなとき何気なく拍手をしていませんか? うっかりしていると自分の拍手だけ取り残されて妙に響いてしまうことがありませんか? かといって早めに手を止めるのも何となく憚られるものです。
 どうでもいいことなのですが,拍手は7回と決めています。もちろん拍手の間の取り方にもよりますが,ほとんど拍手の鳴りやまない間にちょうど収まります。いろんな場の拍手時間は不思議に同じになっているようで,気兼ねなく心を込めて拍手ができています。皆さんも自分のペースで何回の拍手が適当か,一度試してみて下さい。
 子どもをお風呂に入れるときに,「10数えるまで」と言って聞かせた覚えがあることでしょう。そのときは数え方を覚えさせるという下心があったはずです。でも実のところは,数を数えることの効用を教えているのです。「暖まるまで入っていなさい」と言われても,どう判断していいか分かりません。目安が必要になります。冬のお風呂では10では少ないかもしれません。上がって肌寒さを感じたら,さらに10数えてみます。そうして時季に相応しい数を見つけだすことができます。それが加減を見るということです。
 物事を数字で表そうとすることから,人の思考が有効に働くようになりました。古代人が作りだした数字は今も生活の中で生き続けています。時計の文字盤が12に分割されているのも,生活のリズムを何とかして数えようとした古代人の思考の名残です。
 ところで,料理のレシピはカップ一杯とか,大さじ2杯などと分量が示されます。連れ合いはそれが全く苦手です。目分量もいいとこです。入れすぎたり足りなかったり,食べながら味の感想を言っています。傍でそれを聞きながら,味音痴はそうかなと味わっているだけです。ときどき味の具合を尋ねられますが,出されたものはそんなものと味わっていますので,美味しいと答えるしかありません。張り合いがないと思っていることでしょう。
 好きなものでも満腹のときには味覚が鈍くなるので,美味しくなくなります。いつも腹八分の量を食べているので,どちらかと言えばもう少し食べたいなという段階に抑えています。少しの空腹感があるために,何でも美味しくいただけます。
 ところで,指折り数えると言いますが,皆さんは片手で数えるときどのように数えはじめますか? 開いた手を親指から折っていって,1,2,3,4,5・・ですか,それとも握った手を小指から開いて1,2,3,4,5・・と数えますか? どうでもいいことですが・・・。

(2001年12月16日号:No.89)