《喜びは 記憶に取っ手 付けたとき》

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 ある会合でインターネットの危うさについての研修の話を聴きました。予備情報として,内閣府の調査で「犯罪に逢うかもしれない不安になる場所」は、インターネット空間が61.1%と最高で,次いで繁華街が54.3%、路上が47.6%であったことは知っていました。前回の調査では3位であったインターネット空間が1位に急増しています。インターネットが身近になっている反面,闇の部分が意識されるようになったのでしょう。研修では危うい部分が具体的に提示されました。
 ネット空間に開示された情報は,コピーされ無制限に拡散されて,その発散を止めることはできません。アップされた写真には,目的とする被写体以外の別人や背景などの情報が公開されて,知られたくないものまで暴露されてしまいます。誰もが開示された情報を手にすることができますが,発信者からはどこの誰であるかという素性が分かりません。知っている同士でも,文字情報のやりとりだけでは,表情が見えないので,真意が曖昧になります。登壇者たちから,そのような指摘がされました。
 研修の終わりに,司会者からまとめをするように依頼されました。予定の終了時間を過ぎていましたので,まとめ無しになるだろうと高をくくっていたので,ちょっと焦りました。適当にお茶を濁して切り抜けました,ということですが・・・。
 長時間にわたって,インターネットの危うさについてあれこれ,教わりました。沢山のことを頭に詰め込むためには,それを引き出すことができるためには,目印となる看板,キーワードを貼り付けておく必要があります。そこで,インターネットの危うさを分類するキーワードを差し上げたいと思います。開示した情報の拡散は止められない,ノーブレーキ。限定し閉じ込めたつもりでも情報は漏れ出してしまう,ノードア。誰が向こうに待っているのか分からない,ノーフェイス。この3つです。
 先ず,ノーブレーキ,ノードア,ノーフェイス,この3つのキーワードを覚えてください。この単語を思い出せば,今日学んだことを思い出せるはずです。帰宅して,今日の研修で何を聞いたかなとという時,3つのキーワードを先ず思い出せばいいのです。記憶をたぐり寄せることができるはずですから,じっくりと復習をしてください。これが私のまとめです。という具合で,終わりました。

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(2018年05月06号:No.945)