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【使い分けを?】
魚介類と魚貝類。区別して使っているか,怪しいものです。介という字は「鎧・甲羅」という意味があり,殻を持っている貝,エビ,カニなどがすべて含まれ,魚介類で水産物の総称になります。ところで,魚貝では,魚と貝となり,エビやカニは含まれなくなります。
卵と玉子。スーパーマーケットの売り場では玉子です。玉子焼きといいます。卵は生々しいイメージがあり,子が生まれ出るものです。料理に関する言葉だけ,玉子と書くようです。ニワトリのタマゴでも,生の時は卵,料理に使われるときには玉子に変わります。
漬け物に,「しんこ」と「こうこ」という呼び方があります。しんこは新香と書き,新しい漬け物,鮮度が高く塩味でさっぱり,浅漬けなどです。こうこは古香と書き,長期間じっくり漬けたもの,素材の味より熟した酸味が強く出ているタクアンなどです。
刺身にはケンとツマが一緒に盛られます。ツマは,大葉や青芽,花穂ジソ,桜花,菊花,岩のりなど,添えるものです。ケンは大根,ショウガ,ニンジン,キュウリなどを剣のように細長く切ったもので,多少おかず的な要素が強いものです。いずれも,酸性を中和したり,風味を添えたり,消化を助けたり,口の中の魚の脂を切るといった役割を持っています。
おみおつけとみそ汁。おみおつけは御御御付けと書き,付けはご飯の添え物です。御実御汁食とも書き,汁の上に実があって,それを食べるとなります。汁の上にはみ出るほど実があるということです。みそ汁はみその汁という飲み物の一種です。
お碗とお椀。お碗は石偏で,陶磁器製のものです。ご飯を盛るおわんです。お茶を入れるものは茶碗です。お椀は木偏で,木で作られたものです。もっぱら汁用に使われます。
いじめとふざけ,暴力としごき,体罰としつけ,パワハラと叱責,隣り合わせにあることは,使い分けを誤らないようにしなければなりません。
(2011年03月08日)
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