*** 子育て羅針盤 ***

〜 《Ver.51 from No.652》 〜

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「子育て羅針盤」:第655号
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[2013/04/22]
【子 育 て 羅 針 盤】
(第655号)
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★子育ち12因子★
【子育ち第4因子:社会的共生】
《V51:WHERE-02》
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《子育ちは 共に生きてる 人がいて》

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《まえがき(毎号掲載)》
 この子育て羅針盤では,子どもの育ちを6つの視点と2つの領域から理解することを目指しています。6つの視点とは,誰が育つのか,どこで育つのか,いつ育つのか,何が育つのか,なぜ育つのか,どのように育つのかという問に沿うものです。また,2つの領域とは,自分自身の育ち(私の育ち)と他者と関わる自分の育ち(私たちの育ち)という育ちの領域を想定しています。2つの領域にそれぞれ6つの視点を重ねると,12の論点が生じます。
 第1の誰が育つのかという問には,鏡に映っている自分を見ているもう一人の自分が育つと考えます。しっかりしろと自分を励ましているもう一人の自分が育たなければならないのです。これまでの子育て羅針盤の形式に添って,奇数章では,もう一人の自分の育ちを考えていきますので,この版では特別に分かりやすいように「主体的」という言葉を冠します。偶数章では,人は社会生活が必至なので,自分は他者と対等な関係を持つことができるように育つと考えて,「社会的」という言葉を冠します。他の5つの視点についても,同様とします。

《共生》
 人の助けがないと生きてはいけない世の中です。衣食住すべてに多くの方のお陰がつながっています。子どもは保護される者としての立場にいます。しかしながら,共生という関係は,一方通行ではなく,お互い様の対等な関係でなければなりません。子どもが手伝いをすることによって,暮らしという共生の一部を担うとき,身近な人たちとのつながりの中に自分の存在を確信することができます。それこそが,安心をもたらす居場所感覚なのです。あなたは部屋で勉強していなさい,そうして居場所を奪わないでください。

○お子さんは,人に何でも思うことを話して,聞いてもらっていますか?

 誰にでも思うことを素直に話せるわけではありません。自分のことを話す分にはそれほど神経を使いませんが,人の噂話などは注意しなければなりません。ちょっとした一言が,伝聞されていく途上で尾ひれがついて,思わない方に逸れていきます。人の悪口は言わないことにして,自分の思いを聞いてもらうことは,お互いに分かり合うために必要なことです。例えばちょっとイタヅラのつもりで何か言われたりされたりしたとき,そのことが嫌だということをきちんと言える付き合いをしなければなりません。

○お子さんは,いつでも相手の話を聞く側にまわることができていますか?

 人付き合いは,相手のことを知ることが前提になります。何も知らない相手には,どういう応対をすればいいのか迷うものです。話を聞くようにすれば,相手の思いや考えを知ることができます。対話の不思議なところは,人は自分の話を聞いてくれる人に親近感を持つということです。聞き上手を相手にすると素直に話ができるので,十分に対話をした満足感があります。また話したくなります。付き合い上手は聞き上手であるということを経験させてやると,子どもの世界は広がっていくでしょう。

○お子さんは,他者の喜びや悲しみを心から分かっていますか?

 喜怒哀楽を分かち合うことが,共に生きているという実感を確かなものにします。絆という字は糸の半分と書きますが,喜怒哀楽を半分ずつに持ち合う仲と考えてもいいでしょう。他者の喜びを妬んだり,他者の悲しみをほくそ笑んだりするのは,ひねくれた分かり方として論外であり,自分も他者からそういう分かり方をされているという疑念に苛まれます。素直に共感し合うことで,お互いに同じ人間仲間であるという意識が得られます。分かち合うことが分かり合うこと,人付き合いの鉄則です。

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☆次号予告☆
【子育ち12因子:主体的理解】
どうぞお楽しみに!

 たんぴ,ちくぴ,けんぴ。話し言葉が行き交っていても,何の話をしているのか分かりません。言葉は知っている者の間しか伝わりません。たんぴってなんのこと? たんぴとは,単位PTAの略で,単位PTAとは一つの学校のPTAのことです。このように始めに説明してくれたら,分かり合えます。特別の世界の言葉は,初めての人には伝わらないという気配りをしなければなりません。分からなかったら尋ねたらいい,そういう不親切さは奢りでしかありません。伝えたつもりでも伝わらない言葉があるのです。

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★落書き★

 子どもは野菜が好きではありません。好き嫌いをしないようにと,口を酸っぱくして言ってみても,聞く耳を持ちません。ところで,牛や馬は草しか食べていないのに大きくて元気です。タンパク質を摂取しなくてもいいのでしょうか? 草食動物の消化器官には草を分解する菌が何十種類もいて,その菌が草から効率よくタンパク質を取りだしてくれています。また,菌はそれ自身で増えていき,草食動物はその菌をタンパク質として消化吸収しているのです。逆に,肉食動物は肉だけで生きていますね。不思議ですね。

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●タイトル:『子育て羅針盤』 [Kosodaterasinban]
●発行期日:毎週月曜日正午(2000年09月25日より)
●発行責任:モリのクマさん(HP「徒然窓」〜プロフィール参照)
  「徒然窓」= http://www5a.biglobe.ne.jp/~mbear 
  「連絡先」= mori-bear※mvd.biglobe.ne.jp (※を@に変更)
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