*** 子育ち12章 ***
 

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「第 25-01 章」


『子育ちは 自分見つめる もう一人』


 ■子育て一言メモ■
『育つのは,もう一人の子ども』

■ご飯をたくさん食べて大きくなるのは,子どもです。聞き分けの良い悪いがしつけられるのは,もう一人の子どもです。

■名前を呼ばれて自分のことと理解できるのは,もう一人の子どもが誕生しているからです。

■ママをめぐってパパと三角関係になるとき,もう一人の子どもが自分を意識できるようになります。それが母親離れです。

■育ての親が育てているのは,目の前にいる子どもではなく,もう一人の子どもです。

■「自分でする」,そう主張し反抗してくるのが,もう一人の子どもです。

■もう一人の子どもが自分を信じること,それが自信というものです。



【指針25-01:もう一人の子どもが誕生して育っていきます!】


 ○こんなことはありませんか?

★ひとりの若者が,電車でうとうとと眠ってしまいました。キャッチボールをしている夢を見ていて,振りかぶった瞬間です。何かを手に感じて目が覚めると,隣のおじさんに思いっきり裏拳を喰らわしてしまっていました。

 もう一人の自分が眠っている自分から浮遊して勝手に遊んでいます。目が覚めるとおじさんに対する不作法なことをしでかした自分の立場を見つけて,恥じ入るもう一人の自分が在ります。

★お父さんが部屋の中を移動しているとき,タンスの角に足をぶつけて,マジでタンスを平手打ちしお仕置きしていました。タンスは痛がり反省するのでしょうか? 落ち着いて考えると無駄なことですが,ついとっさにやってしまいます。

 もう一人の自分の出番が間に合わず我を忘れている状態ですが,もしもタンスではなくて相手が人であれば傷害につながります。雑踏で肩が触れたときのトラブルです。落ち着く,それはもう一人の自分が自分を支配している状態です。

★5歳の男の子が頭に怪我をしてから数日が経過して,初めてシャンプーする時のことです。「おかあさん,どうなってる?」,「もう,かさぶたになっているから,だいじょうぶだよ」。「かさぶたって,ブタなの?」。

 頭がブタになっている自分,想像したら怖いですね。このように自分の姿を想像できるのは,もう一人の自分です。動物にはできないこと,人だからできるのです。この男の子はちゃんともう一人の子どもが育っています。

★幼稚園入園直前の男の子が心配しています。「幼稚園で足が痒くなったら掻いていいの?」とか,「寒いから遠足行かなくていい?」などと質問してきます。そんな息子にパパは少し不安が募ってきて,「お鼻が出たらちゃんと自分で拭くんだよ」と注意を促したら,「得意じゃないんだよね」と切り返されました。

 得意じゃない自分を訴えるのは,もう一人の子どもです。得意じゃなくても拭くようにしようと,もう一人の子どもに話さねばなりません。

★デパートのレストランのソフトクリーム売り場での母子の会話です。「ソフトは何にする? チョコ? バニラ? ミックス?」,「う〜ん」。「早くしなさい! 何にするの(イライラ)」,「じゃあ,チョコ!!」。「だめっっ! バニラにしなさい!」。

 子どもはきっと味けないことでしょう。自分で選んでいないからです。もう一人の子どもが決める,それが自立への道筋です。どうでもいいことでも,子どもに決めさせる習慣が大切です。

★4歳の男の子がある日,「お母さん!お母さん!ほら、こんな所に穴がある」とおしりを指しながらお風呂から出てきました。「そうだよ、今までうんちは何処からでると思ってたの?」。「そっかー、じゃあお母さんも穴ある?」,「あるよ」。「じゃあちょっと見せて」,「今日パンツ沢山はいてるから今度ね」。

 苦し紛れの屁理屈を付けて何とか見せずにすんだようです。もう一人の子どもは,自分がママと同じであることを確かめようとします。自分を知るためです。見られているのでご用心!?

 ●上記の★項のエピソードは「まぐまぐVOW」を参照しています。感謝!


 第25版のニュースタイルはいかがでしたか? エピソード(まぐまぐVOWより)を例示しながら,子育ち上の意味合いを補足説明することにしました。子どもとの日常的な関わり合いに「?!」というズレを感じたとき,それを見逃さずに子どもを見守るきっかけにすることで,子育ちのことを具体的に分かっていただけたら,子育てもやりやすくなるのではないかと思います。できるだけ楽しいものにしようと努めていきますので,今後ともお付き合いをよろしくお願いいたします。

 ところで,お子さんを寝かしつけるとき,ママの子守歌を聴かせていますか? ほんの少しの時間です。いい夢を見るようにという願いを込めて,心地よいメロディとリズムに誘ってやってください。スヤスヤと眠りについた子どもを見ると,きっと一日のドタバタが解消されていきます。一日を終える前の母と子の心の通い合いがあるのとないのでは,育ちのコク?が違ってきます。

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