*** 子育ち12章 ***
 

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「第 26-04 章」


『子育ちは お互い様の 和の中で』


 ■子育てショートメモ■
『思いやりは共助の源』

 知らない土地に出かけたとき,道に迷うことがあります。
  行き会った人に尋ねると親切に教えてもらえます。
   困っている人に出会うと誰でも何とか力になろうとするものです。

 赤い羽根募金が毎年恒例の事業として実施されています。
  その収益金は市町村の社会福祉協議会に還元されます。
   各種の福祉活動を支える形で身近な人の役に立っています。

 いろんな形のボランティア活動も身近で盛んになってきました。
  Volunteerの語は志を表すラテン語のvolo(ウォロ)から生まれました。
   自らの意志で弱者を支援する日常の活動が社会の温かさです。

 せっかくしてあげたのに,という報われないことがあります。
  災害救援物資がバランスを欠いて未使用になることもあります。
   動物にエサを与えても強いものが横から奪ってしまうと腹が立ちます。

 貰ったものをどう扱おうと,手渡した後は貰った人の勝手です。
  使い道にまでとやかく差し出がましいのは余計なお世話になります。
   相手の事情を思慮し尊重する気配りを添えることが肝心です。

 もちろん,人の情けを受けた場合にはきちんと受け取りをすべきです。
  感謝の言葉は相手からのぬくもりを素直に感じている自覚になります。
   気持ちのつながりをお互いに確かめ合うことで人間関係は結ばれます。



【指針26-04:思いやりのあふれる子どもに育てたいならば!】


 ○思いやりとは?

 シルバーシートが乗り物に設置されて定着しています。人々の思いやり行動が半強制されるような制度が現れるのは心貧しい時代の証です。かつては譲り合いや助け合いがごく当たり前のように行き交っていました。今は譲る気持ちはあっても,声に出して実行するには勇気がいるようです。譲る形式を公共的に整えてやれば,思いやりを示したつもりになれるでしょう。しかしその一方で,人と人が触れ合う温もりのある思いやりは影を潜めます。

 思いやり行動をすれば心があたたまるというのが人の情です。周りの人の目が冷ややかであると感じるから躊躇します。でも,それは自分の陰の気持ちに振り回されているのです。周りの人を信じていれば,自分も信じてもらえると思うはずです。世間に漂う人の行動の裏を見ようとする嫌な風潮は悲しいことです。隣人とのつきあいさえ拒んでいる閉鎖性が心を病ませています。

 たくさんの人とつながりを深く浅く持つ経験が人を見る目を養います。大多数の人が思いやりのある優しい人だと分かるはずです。世間とはそう捨てたものではないという実感が心を広くします。もちろん人には陰日向があるという自らの弱さによる体験も大事です。それを恥ずべき気持ちであると感じることができたら幸いです。そのためには周りから受けている思いやりに敏感になることです。

 何よりも大切な心の準備は,自分が支えてもらっているという気づきです。その自覚から生まれてくるのが思いやりです。生きている環境には周りの人々が醸し出す雰囲気があります。子どもの安全は自宅の周り100m以内が最も大事です。わが子を見知って見守ってくれている人がいないと,親だけでは目が行き届きません。子どもの環境が安全であると信じられるなら,それは皆のお陰なのです。そして,よその子どもも見守ろうという気持ちになるのが人情です。

 子どもが普段暮らしている近所に優しいおじちゃんやおばちゃんを持っていれば,大事に可愛がってくれていることをきちんと教えておきます。そのフォローをしてやらないと子どもには分からないからです。さらに,近くに年下の子どもがいれば,優しく接する機会を子どもと一緒に持ちましょう。ママが手伝ってあげる思いやりをしてみせると,子どもは真似することで思いやりの心地よさを知る子どもに育っていきます。



 言葉の力が弱いと,仕事に支障を来します。大事な指示や注意が伝わらないとか,マニュアルを理解できなくて,トラブルを招いたり損失を産み出すような事態に至ることがあります。会社によっては,若い社員に本を読ませて再教育をするといった対応をせざるを得なくなっています。国語力は,将来の職能力の基礎なのです。次号では,言葉の力が弱くなった理由やその対応のあり方について考えます。

 子どもの勉強を見ているとつまずくところが出てきます。「何処が分からないのか言いなさい!」と質問をすると,答が返ってきません。「分からないところも分からないのか」とたたみ込みませんか? 分からないところが分かるためには,全体の見通しを持っていなければ無理です。大人は答までの道筋を知っていますが,子どもは途中で止まって先が見えていないので,自分が何処にいるのか分かりようがありません。大人は子どもの言葉力を弁えないと,指導はできません。


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