*** 子育ち12章 ***
 

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「第 29-13 章」


『子育ちは 閉じる心を 跳ね返し』


 ■子育ち12支援■
『子育ちの第0支援』

 子どもの育ちはゆったりとしています。ママの目はサッサというペースです。子どもがノロノロしているように見えてしまいます。何をモタモタしているのと声をかけます。子どもの姿を見失っていきます。ママのペースではなく,子どものペースに合わせる時間を少しでいいですから持つようにしてください。子どもとゆっくり過ごせば,いろんなことをママに話してくれます。子どもの目線に合わせることが勧められますが,ペースを合わせることが基本です。

 子どもの様子がいつもと違って元気がないとき,「どうしたの?」と自然に誘い出してやりましょう。その際に親に求められることは,落ち着いて動じないという態度です。親があたふたすれば,子どもは大変なことと思いますし,その後,困らせたくないと打ち明けるのを怖がるようになります。大丈夫という安心感を与えるように心がけましょう。対処が必要な悩みであれば,早い内なら軽くて済みます。早めに聞き出すためには,親への信頼感が必要です。

 子どもは,子どもなりの悩みや心配を抱えます。子どもの悩みなど大したことではないと切り捨ててはいませんか? 大人の目ではそうかもしれませんが,子どもの身の丈に換算すれば,結構大きな悩みのはずです。心配や悩みを抱えているとき,子どもの育ちは立ち往生しています。育ちどころではない,心が閉じこもっています。育つ態勢にしておかなければ,育ちは進みません。心が育ちの状態にあるかどうか,しっかりと見極めてやってください。

 悩みは,自分がこうしたいと思うことができないといったパターンでしょう。できない理由はいろいろとあります。能力的なことや,親によるダメ出し,他人の非協力などのほか,無理なことという場合もあります。解決するには,手伝ったり,周りが変わることが必要になりますが,どうにもならない場合もあるでしょう。できないことをどう受け入れ,どう対処するかの他に,あきらめという消極的な解決も起こり得ます。子どもの悩みにどうつきあえばいいか考えておきましょう。



【指針29-13:心を見ずに育てようとしていませんか?】


 ■子育ち支援メモ■
『悩む子どもに対して』

 自分が思うようにならないとき,もう一人の自分がどうすればいいのか分からずに悩みます。もう一人の子どもの悩みを聞き出すようにします。話させることで,もう一人の子どもがもつれた事情を整理することができます。分かってもらおうとすることが,順序立てて話すことになるからです。話を聞いて結論が明らかだと思っても,それをあっさりと押しつけるのではなく,気付かせてやるようにします。自分で考えついたという形が大切です。「自分で考え,できることをしなさい」。

 悩みや心配事を抱えている子どもは,心が不安に満ちています。親がそばについているという保証を与えるようにしましょう。「一緒に考えよう」という同行の精神を発揮してやります。暗い道でも,連れがいれば心強いものです。不安が軽減されます。それは不安の核心を覆う暗雲をぬぐい去り,悩みを明らかにすることになります。きちんと向き合うことができたら,冷静さを取り戻すことができます。悩み解決の下準備ができたことになります。

 「お母さん」と遠慮がちに話しかけて来たタイミングを逃さないようにしましょう。子どもは勇気を奮ってやっと口にした瞬間です。もしも忙しいからと「後で」と先送りしたら,最も大事なチャンスを失います。本当に話したいなら後でも話すだろう,それが機会を逃します。子どもが後になっても話さないから大したことではなかったのだろうと二つ目の機会も逃します。相談される側の都合は後回しにして,相談する側の都合を優先しなければなりません。弱い方に優先権を与えましょう。

 子どもは悩みの本体を自覚していないことがあります。そんなときの子どもの言葉は表面をなぞっていることがあります。問いかけをして悩みを整理し,解きほぐしてやりましょう。例えば,悩みが将来の不安であるのか,現状の不満なのか,それとも過去の不信なのか,分類してみます。子どもも気づいていない深奥の思いを,時間をかけてじっくりと聞き出していけば,気持ちのもつれが現れてきます。

 子どもが話す悩みを親の目で評価することは厳禁です。例えば,つまらない悩みだとは言わないことです。二次的悩み,すなわち,恥ずかしい,情けない,笑われそうということがバリアとなって,本当の悩みが見えていないことが多いからです。悩んでいい,悩むのは当たり前と,認めてやりましょう。心のバリアを外してやると,つまらなくない悩みが現れてきます。解決を急ごうと焦らずに,本当の問題点を一緒に探す根気が必要です。

       子どもの悩みの形は,失いそう,失う,失ったといったこと,あるいは逆に,得られないということが多いでしょう。失うときには,補えるか,代替できるか,あきらめるかという結論があります。得られないときには,待てばいいのか,あきらめるかという結論になるでしょう。不安であれば安心を,不満であれば満足を,不信であれば信頼を与える可能性が確信できるようにすればいいでしょう。あきらめに向けては,こだわりに捕らわれていることから解放できれば出口が見えます。

 失うものが何か,失っているのかといった,損失の確認が手始めになるでしょう。失わないためにはどうすればいいかが損失の防止策です。代わりに得るものは何かないかが損失の補填策ですが,それが等価であるかどうかが問題にはなります。障害であれば,その障害の除去だけではなく,前向きの姿勢を確立していくことも大事になります。守るだけではなく攻めに転ずるしぶとさを育ててやるチャンスです。「こんな風にしたらどうだろう」という指針の提供を添えてやれるといいですね。



 次の第378号の発行日は大晦日に当たります。最も忙しい日なので,マガジンを読む暇などないとお察しします。ただ,発行者の「毎週発行」というこだわりが休みということに納得しかねています。そこで,増刊号的に単発の内容でお届けしようと思っていますので,年明けのお暇な折にお読みいただければ幸いです。内容は,この子育て羅針盤がどのような内容構成になっているか,特に各号のタイトル部に《WHO-01》などと記している意味を説明させていただくものです。

 今夜はクリスマスイブですね。子どもたちはサンタクロースの訪問を心待ちにしていることでしょう。ところで,「サンタクロースって本当にいるんですか?」という疑問を持つ子どももいます。どのように答えたらいいのでしょうか?
 教育家庭新聞のメルマガ(2004年12月23日号)に,次のようなサンタクロースについての記事が載っていました。

 記者様
 私は8歳です。私の友達に「サンタクロースなんていないんだよ!」って言っている子がたくさんいます。パパに聞いてみたら「サン新聞社に聞いてみたら? 新聞が『いる』ってなら、確かにいるんじゃないかなあ」って。教えてください。お願いです。サンタクロースって本当にいるんですか?

 詳しくはこちら↓からバックナンバーを参照してください。
  http://www.kknews.co.jp/mailnews/pickitup/index.html 


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