*** 子育ち12章 ***
 

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「第 33-04 章」


『子育ちは 親の信頼 見習って』


【心象33-04:身近な関係を通して他者を信頼できる子ども】

 ■子育ち12心象■
『子育ち第4心象』
〜他者の信頼を見て自分の信頼を知る〜

※我が家の次男(2歳半)は「お父しゃん一緒に寝よう。一緒に寝よう」と寝室へ誘い,しばらくすると1人で居間へ戻ってきて,「お母しゃん,お父しゃん寝んねしたよ。一緒にテレビ見よう」と言う。かしこい!!(mamaさん)

 男の子にとって,お父しゃんはお母しゃんをめぐって恋敵みたいなものです。大好きなお母しゃんがお父しゃんと仲良くすると,一心同体であると思い込んでいたのに,お母しゃんを持って行かれて,無防備になる不安におそわれます。お母しゃんとの絆を何とか取り戻したいとあの手この手を考えます。駄々をこねることもあるでしょう。お母しゃんとの絆を優しく切ってやる,それがお父しゃんの役割なのですが・・・。

※家族3人の休日。居間で私がいつものようにしゃべっていると,突然3歳の息子が「ママ,黙っていられないの〜!?」と一喝。私の遺伝子を色濃く受け継いだおしゃべりな息子にまで,こう言われるとは…。(モカ)

 親子の間では,自分に似ているところがしゃくの種ということがあります。人には言われたくない気にしている部分を,子どもの姿から見せつけられるからです。子どもも同じように感じるのでしょうか? この場合は,おしゃべりを競い合っているだけでしょう。自分もおしゃべりをしたいのに,その邪魔をしているおしゃべりなママなのです。本当に言いたかったことは,「黙って!」という言葉の次にあります。「ぼくにもお話しさせて!」。

※娘が3歳の時のこと。下の子との育児疲れで,言ってはいけないことを言ってしまった。「もう疲れた。1人になりたいから家を出て行こうかな」と。すると娘が泣いたので,「ごめんね、出て行かないから」と言うつもりが…。「ママが出て行ったら誰がご飯作るの? △△はまだ小さいからご飯作れない! パパだって作れないし」。…え?私の存在って??(ママは家政婦)

 ママに捨てられそうになった子どもは大慌てです。何とか引き留めなければと焦ります。自分にとってとても大事な人と思っているのですが,そのことを表現する言葉をまだ持ち合わせません。抽象的な表現はできないので,いかに自分が困るかご飯という具体例を述べることによって,どんなに自分がママを頼りにしているかを伝えようとしています。同じ釜の飯を食う,それは信頼という絆を結ぶ最も分かりやすい具体的な方法なのです。家政婦は偉大です。

※ちょっと面食い気味な3歳半の息子。テレビにお気に入りの女優さんが出ると,夢中になって見ています。私が「ねぇ,お母さんとこの人,どっちがキレイ?」とお決まりの質問をすると「う〜ん…」と真剣に悩んだ挙句,「お母さんは顔じゃないよ」とポツリ…。どういうフォローじゃ〜!(ひび母)

 「お母さんは顔じゃない」って,いいですね。もし,「お母さんは顔がきれい」と言われたら,お母さんではなくなるような気がしませんか。お母さんはきれいであるかどうかという尺度で見るものではありません。お母さんの問いかけを子どもながらに違うのではないかと直感して,お母さんを顔で見ることの間違いを言いたかったのでしょう。賢い子どもです。

※5歳の娘に「パパは素直にごめんなさいができないから,嫌いだよ」と話したら,ある日,娘がパパに説教をしていました!「ママに,ちゃんとごめんなさいしないとダメだよ! そうすれば,ママだってあいしてくれるんだからね! だってママがすきなんでしょ!」。「あいしてくれる」なんて,どこで覚えてくるんだろうか…。(それだけでは愛せない)

 5歳になれば,母離れをして,もう一人の子どもがかなり育っています。父親と母親の仲の良さに包まれる自分を期待するようになります。もし両親が不仲になれば,子どもは居場所を失います。子どもは夫婦のかすがいになりますが,それは夫婦のためではなく,子ども自身の為なのです。ただ仲がよいだけではなく,完全な信頼関係を結んでほしい,その願いが好きとか愛しているという言葉を使わせているのです。信頼の大切さを親から学ぼうとしています。




 言葉を覚えるのは,自分を伝えようと願うときです。そのために,周りにあふれている言葉を聞き取って,話してみるという試しが必要です。テレビで言葉を覚える子どもは,テレビに話しかけても答えてくれないので,言葉は伝わらないただの音と納得してしまいます。人との直接対話によって,自分の言葉が伝わることを確認できれば,言葉が相互理解の道具であることを知ります。その結果,もう一人の自分が自分に話しかけることができるようになります。

 お母さん。子どもが使う呼び方です。今ではいい若者が自分の母親のことを話すとき,お母さんと言っているのはいかがと思います。大人になれば,母と言う方がいいでしょう。ところで,ハハとは,乳首を求める乳児の甘え声が語源だそうです。中世までの発音ではファファであって,甘え声そのものです。ちなみに,母の漢字も,女の文字に乳首を表す点を二つ付けた写実的なものです。乳は母のシンボルなのですね。妻のシンボルではないようです?


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