*** 子育ち12章 ***
 

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「第 33-11 章」


『子育ちは 挫折に耐えて たくましく』


【心象33-11:小さな挫折に鍛えられた経験を生かす子ども】

 ■子育ち12心象■
『子育ち第11心象』
〜鍛えられた道具が用をなす〜

※スイミングスクールに通って水泳が大好きな息子。泳力はやっとヘルパー&ビート板つきでバタ足ができるようになったばかりだが,本人は一人前に泳げるつもり。市民プールの大きな流れるプールで,「浮き輪なんていらない!」とクロール(のつもり)で得意げに泳ぎだしたが,どうみてもおぼれている。私がお腹をよじって笑っていると,息子は監視員に救助された。(目指せ北島康介!のママ@指導とられました)

 子どもは自分の能力を過大に思います。「できる」と思い,本人はできているつもりです。自分を他者の目で評価するには,もう一人の自分が育つのを待たなければなりません。大人が見ていると全く駄目なのですが,危険な場合を除いて,それを子どもにぶつけない方がいいでしょう。できていないと失望させると,意欲を失わせます。できない様子を見て,おかしいと笑うのはほどほどにした方がいいでしょう。真面目に見守ることです。

※2歳半の息子はかけっこが得意! そこで「手を振ってはしるともっと早くはしれるよ〜」と教えると,彼は両手を前にだし,バイバイしながら走っていた。うん〜正しいが…,それじゃあ早く走れない。(とっくんママ)

 子どもがうまくできないときは,よくなるようにアドバイスをします。ただ子どもには初めてのことであり,簡単な言葉で言われても情報が十分ではないために,言われたようにはできません。言葉通りにはできているのですが,どこか違ってしまいます。焦らずに少しずつ教えていけば,やがてそうなんだという納得のいくところまでできるようになります。経験とは,繰り返しながら修正を加えて,よりよいものにするプロセスからなります。がんばれ!

※2歳の娘がママバッグから勝手にアメを出した。「まだおやつじゃないから,食べちゃだめよ」と言うと,「レイジ君(お友達)にあげるから,持ってるだ け」と言う。それからママのケータイを出して「うん,うんうん」と話すフリを始めた。そして,「ピ!(とケータイを切るまねをして)ママ,レイジ君が 食べてもいいって!」と嬉しそうに言ってきた。(演技に負けた〜)

 子どもの行く手を遮るのは,ママゴンです。どうすれば突破できるか,子どもは真剣に考えています。親子関係だけでは,手も足も出ません。そこで,よその家の子に応援を頼むことを考えつきました。ママゴンの弱みを見抜いた鋭い直感です。ママゴンに対しては従順な態度で接しながら,きちんと手を打ってくる知恵はしたたかなものです。ママゴンの明るい笑顔が目に浮かびます。ママゴン以外に通用するかどうかは補償できませんが・・・。

※3歳になる長女。保育園に行くのに玄関でちょと変わったデザインでオニュウの靴を履こうとしてたのですが,なかなか履けないのでイライラ。そこで,「その靴履くにはコツがいるのよ」と私。するとすかさず「コツってどこにあるの?」。(しんしん)

 頭で考えていることを行動に移すとき,頭と身体の間では細かな情報伝達と処理が行われます。パソコンにおけるソフトとハードをつなぐデバイスドライバーのような機能が働いています。その部分をコツといいます。言葉ではなく手取り足取り教えることによって,子どもにドライバーをインストールすることができます。言って聞かせる前に,まずしてみせることです。お手本がなければ,子どもは正しい経験をすることができません。

※私の職場復帰に合わせて,付属の託児所に通い始めた3歳の息子との会話。息子「はなちゃん(託児所のお友達)はねえ,赤ちゃんだからエ〜ンエ〜ンて泣くんだよ」 私 「そういう時,△△(息子の名前)はなんて言ってあげるの?」 息子「あきらめな!って,言ってあげるの!」…その発想は,一体どこから?(はなちゃんが心配…)

 思い通りに事が運ばないことが多々あります。自分だけのことなら何とか努力のしようもありますが,他者が関わると強いることはできません。ママの後追いをするときには,ママの都合が優先されて,子どもは受け入れざるを得ません。あきらめるという選択が必要です。あきらめさせられるという辛い経験を,自らあきらめるという経験に変えていきます。お兄ちゃんぶって人に言う機会があることによって,自己確認ができます。子どもの中で育つのです。




 子どもは日々学び続けています。語りかけを聞き取って,言葉を学んでいきます。言葉を覚えることが,学びの基本です。物事を理解するのは言葉に依っているからです。言葉は文字で記録できる,文字は言葉として読むことができることを知ったとき,自分の世界が広がっていくよろこびを感じるはずです。自分の能力を開発することが学びによって可能である,その気付きがあるとき,自分の育ちへの期待があふれてきます。

 ちょっとばかり手の込んだことをしなければならないとき,「かったるい」という不満の声が聞こえてきます。元は身体がだるいという意味でしたが,面倒くさい,煩わしいといった気分を表すようになってきました。腕のことを「かいな」といいますが,かいな・だるいが縮まって,かったるいになったそうです。かったるい思いを乗り越えることが,すべての経験となります。逃げていると,経験しないことになり,育ちはフリーズ状態に陥ります。


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