*** 子育ち12章 ***
 

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「第 35-08 章」


『子育ちは 互いに律する 縁持ち』


【基礎力35-08:社会のルールや約束を守る力(規律性)?】

 ■子育ち12基礎力■
『子育ち第8基礎力』
〜守るべきを守る気概を〜

 社会のルールというとき,その適応範囲を明らかにする必要があります。例えば,幼児期の子どもにとっての社会は,家庭です。そこでは,規則正しい生活を営むことがルールとなります。早寝早起き朝ご飯です。親の生活リズムに引きずり込んでは,養育のルール?に反します。子どもの年齢にふさわしい生活のリズムがあります。けじめをつけるべきことははっきりして,なし崩しにしないことです。不服であっても,守らなければならないことがあるという学びが肝要です。

 子どもにとってルールを身近に感じるのは,集団で行動をするときです。例えば,ソフトボールやドッジボールの競技をするときには,してよいこととしてはいけないことのルールがあり,それを守ることで競技が楽しくなります。もしもルールを守ることができないとか,自分に都合のいいように勝手にねじ曲げたりすると,参加を拒否されます。守らなければならないことですが,同時に守りさえすれば,楽しい時間を手に入れることができるのです。

 社会生活には,しなければならない約束事があります。例えば,人に出会うとき,あいさつをするということがあります。あいさつ一つできないということになると,人間関係に支障が生じます。ところが,あいさつをする対象をごく身近の人たちに限定する傾向があります。確かに物騒なことが起こっているので用心はしなくてはなりませんが,あいさつを交わしても用心することはできます。その辺りの間合いの取り方を教える必要があります。

 人には他人に伏せておきたい秘め事があり,それを知ることがあっても,守るべきであるという暗黙の了解があります。例えば,他人のプライバシーに関わる事柄をむやみに口外しないことが,社会生活における義務となっています。人の口に戸は立てられないといわれますが,特に子どもの口は開けっぴろげで,家庭の内実を先生はよく知っています。幼いうちは仕方がありませんが,やがて子ども自身が秘密を持ち始めたときに,きっちりと対応すべきでしょう。

 社会を成り立たせている最も基本的なルールは,ごく平たくいってしまえば,お互い様ということです。例えば,自由競争の時代といえども,公平さを逸脱すれば反社会的という陰の世界に迷い込みます。ギブアンドテイクという対等の関係が保たれるように,気配りをしておかなければなりません。さらには,損して得を取るという順序に従っていれば,最終的には人との関係がうまくいきます。社会の不幸ごとは,得を優先するから起こっていることを教えましょう。

 ルールの中には,してはいけないという形式のことがあります。例えば,嘘をついてはいけないとか,人に危害を加えてはいけないといったことです。大昔から人は自らに向けた戒律を持ってきました。自由奔放な欲を押さえなければ,社会生活ができないという知恵です。家庭でも何か一つ,これだけは絶対にしないということを決めておくことです。それが有るか無いかで,凛とした気構えが違ってきます。自らを律するというのは,守るべきことを持つ覚悟です。

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※学校には児童や生徒が守るべき校則があります。そこまで決める必要があるのかというものもあるようですが,その点は別として,学校が社会への訓練の場と考えるなら,ルールを守る姿勢を身につけるために経験する意味もあります。登下校時に交通ルールを守ることも,身を守るために大切なことです。道いっぱいに広がって歩いている不注意な姿を見ると注意しますが,何で?という反応があります。危険を避けるためにルールがあるということを教えなければ後悔します。

※人を信じるためには,約束が守られるかどうかが一つの拠り所になります。お互いに了解したことがきちんと成し遂げられることで,絆が生まれます。親子や友達関係には,陰に陽に約束が絡まります。約束を反故にされたら,信じられなくなります。立場を逆にすると,約束を破ったら関係を失うことになります。約束を守ることで,お互いを大切に思っている気持ちが伝わっていきます。子どもが生まれたときに交わした約束を忘れないで下さい。




 パンドラの箱を開けてしまったために,不幸や災いの種があふれています。とかく此の世は住みにくいという言葉もあります。最近は,ストレスというカタカナ語が流行っていますが,気兼ねや気苦労といった抑圧から逃れることはできないようです。嫌なものは嫌と言わなければなりませんが,そればかりでも困ります。きちんと向き合わなければならないこともあります。敵を知れば百戦危うからず。何が問題か,見極める勇気が生きる上で求められています。

 子どもにも厄年があるそうですね。男の厄年は42歳,女の厄年は33歳,子どもの厄年は13歳ということです。この3つを足せば88になります。八十八箇所霊場という数の定説だそうです。お遍路さんは弘法大師空海の遺徳を慕う旅をするそうです。自分探しをするために参加する若者もいるそうです。もう一人の自分が自分に向き合う時間が足りなくなるほど,忙しく育ってきたのでしょうか?


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