*** 子育ち12章 ***
 

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「第 36-11 章」


『子育ちは 失敗の後 やり直し』


【基礎力36-11:失敗してもくじけずにやり続けよう!】

 ■生きる12基礎力■
『生きる第11基礎力』
〜育ちのチャンスなのだから〜

 「あっ!」。ジュースの入ったコップを運んでいて,こぼしました。幼い子どもであれば,「ママー,ジュースがこぼれた」と言います。少しお姉ちゃんになれば,「お母さん,ジュースをこぼした」と言うことでしょう。ジュースが勝手にこぼれるのではなく,自分がこぼしたと思うことが反省へとつながります。「運んでいるとき,よそ見をしたのでは?」,「うん」。それに気がつけば,次からはしっかり運ぶことができるようになります。

 「あれっ」。答案を返してもらって広げてみると見ると,×がついています。「どうして?」。できたと思っていたので,意外のようです。「60点!」。そこで終わったら,成長の仕上げができません。成長の最前線は,間違えた所にあります。60点を70点にするのが育ちです。「見直してみよう!」,「何を?」。「できたと思っていた所を!」。再考しています。「あっ,そうか」。育ちが一つ進みました。

 「あ〜」。木に止まっている蝉に網をかぶせましたが,逃げられました。捕れるかどうか分からないままに,とりあえずやってみたようですが,やはり駄目でした。網で捕れるはずですが,止まっている蝉を捕ろうと網を操っていては無理でしょう。蝉を捕まえたいという気持ちがあれば,失敗を重ねる内に,ゼミの動きが見えてきます。蝉は逃げようとして飛びます。飛び出す方向を網で封じるつもりでかぶせていけば,網に飛び込んできます。試行錯誤が技を磨きます。

 「え〜」。クラスで近くにある小高い山に登ろうということになりました。ビルよりも高く,「何階建てぐらいかな?」と考えています。エスカレーターではなく歩いて階段を登ると思うと,とても自信はありません。「あそこまで登るの?」,「だいじょうぶ!」。ずいぶん歩いたつもりですが,頂上はずっと先にあるままです。自分の一歩がどれほど小さいかと思い知らされています。ひたすら歩き続けるしかないと覚悟を決めるしかありません。

 「お〜」。はじめて出会った漢字を適当に読んでみたら,当たっていました。なんとなくそんな気がしたに過ぎなかったのですが,うまくいったようです。まぐれ当たりかもしれませんが,とにかくできました。これが癖になると困りますが,最後の手段として覚えておけばいいでしょう。当てずっぽうという技も常日頃の試行錯誤という修練の積み重ねで磨かれていきます。分からないから諦める,それは育ちを滞らせます。

 「も〜」。何度繰り返しても失敗をしているときに出てくる言葉です。もう一人の自分が失敗し続ける自分にいらついてきます。自分の至らなさに直面して焦りが出てきたときは,気持ちを逸らすことです。「どこに?」。例えば,安定した姿勢に変える,別の道具に変える,手順を分けてみる,手伝ってもらうなど,それまでと何かやり方を変えることはできないかと探そうとします。自分にできることを見つけるようにすれば,失敗の消去法になります。

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※養育の場面はすべて試行錯誤です。学校での試験,スポーツでの試合,それらは自らの能力の獲得度合いを測るための試みです。試合に勝った,負けた,それは相手の力との差を測っているだけです。競い合うことで共に力の向上が図られるということです。試みを続けること,それが能力については精進することであり,子どもにとっては育ちそのものです。試験で60点も100点も,途中経過でしかありません。継続は力なり,失敗の継続こそ育ちです。

※夕方の駅に少年がたむろしていて,子どもが怖い思いをしています。その親が学校に電話を掛けます。「学校としてはどのように対応をしてくれるか?」という問い合わせです。学校では生徒たちにたむろしないように全体的な注意をするしかないという返事です。具体的な対処については警察に申し出るように伝えると,それはそれとして,あくまで「学校は?」と迫ります。学校は放課後の少年(在校生ではない)の行動まで関わるべきなのでしょうか?




 自己流というパターンがあります。行動や思考の方法は,人によって千差万別です。それは結果として出来上がったものです。育ちの途上で自己流に固まってしまうのは,可能性を阻害しかねません。妙な癖をつけると伸びなやむということです。子どもの最大の特徴は,柔軟性です。それはどのようなパターンにでも対応できる資質であり,だからこそ育ちにとって必要な資質です。正しいパターンを身につけるためには,学ぶという選択能力が発揮されなければなりません。

★落書き★

 西洋料理では,スープ,オードブル,魚料理,肉料理,デザートと一品ずつ決められた順序で出されてきます。皿に盛りつけられた料理の味は,調理人によって決められています。一方で和食の方は,天ぷら,刺身,煮物,焼き物といった料理が一度に出されて並べられます。どの順序に食べるかは食べる人に任されています。また,ご飯と煮物,ご飯と天ぷらなど,組み合わせも自由です。さらに,調味料の使い方,味付けも好みです。口中調理という食べ方です。


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