*** 子育ち12章 ***
 

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「第 37-03 章」


『子育ては 不安を癒す 安心を』


【支援 37-03:子どもの居所の確保を促していますか?】

 ■子育て12支援■
『子育て第3支援』
〜居場所があってこその育ち〜

 《WHERE-01》
 この号は,子どもがどこで(WHERE)育っているのかという問に対する解答になっています。植物の種は紙の袋に入っている間は芽を出すことはありません。豊かな大地と触れ合うとき,育ちのスイッチが入って芽を出します。育むとは触れ合うことです。子どもは家庭・学校・地域という名の環境で育ちますが,そこに人とのふれあいがなければ,育つことができません。特に,もう一人の子どもが育つためには,心の交流という触れ合いが不可欠です。

 《居所の確保》
 子どもは居場所を求めています。それは育ちの場所だからです。悩んでいる子どもが,「居場所がありません。どこにいればいいのですか」と訴えます。居場所にしっかりと足をつけていないと,不安になります。心が不安になれば,もう一人の子どもは自分をどう扱えばよいか分からなくなります。閉じこもるしかありません。居場所とは触れ合いという根っこを伸ばすところであり,その触れ合いを通して得られる安心さが育ちたいという意欲になります。

 《安らぐ》
 いじめのある集団の中で,いじめられている友達をかばうことができない理由は,自分が仲間はずれに遭う恐れです。居場所がなくなることは,怖いことです。いつ居場所を失うかという状況の中では,気持ちは委縮して,育ちが足踏みします。どんなことがあっても自分の居場所が失われないという確信があれば,心が安らぎ,育ちが進みます。母親は自分の絶対的な味方である,もう一人の子どものこの確信が,人生で最初の居場所の確保であり,居場所の気付きになります。

 《癒される》
 育ちは常に壁に出会います。生きることにはストレスがつきものであり,もう一人の自分は疲れます。身体が癒しの眠りを必要とするように,もう一人の自分にも癒される場が必要です。家族との団らんが子どもにはなによりの癒しです。もし両親が険悪な状況になれば,子どもの癒しの場がなくなるだけではなく,居場所の消滅の恐れさえ感じます。場合によっては,わざと悪さをしてでも,構ってほしいというメッセージを発します。無条件の受容が癒しなのです。

 《見守りと見張り》
 子どもを見守ると大人は言います。でも,子どもは見張られていると思うことがあります。ちょっとでも間違ったことをしたら叱られる,そう感じているときです。子どもの良いところを見ていれば見守りであり,悪いところを見ていると見張ることになります。少々間違っても大丈夫だからと,フォローしてもらえるなら,子どもは安心します。味方だと信じられるからです。不信の目を感じさせたら,敵になり,見張っていると思われます。子どもの味方であるのは誰でしょう?

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※自立を促すために,甘えさせてはいけないと思うことがあるかもしれません。しかし,早まらないことです。自立するために追い立てるということは乱暴です。十分に甘えさせれば,自然と自立していくものです。気をつける点は,甘えさせすぎないことです。べったりしていると安心ということを知ることができません。ちょっと距離を置いて不安を感じたら甘えてくる,その安心感の繰り返しの中で距離が次第に離れていき,自立への助走が進んでいきます。




 自意識を持つ,つまり,もう一人の自分が自分を見るようになると,自分が他者からどう見られているかを気にするようになります。人見知りです。もう一人の自分が自分をどう見ればいいのか分からないとき,他者の目はとても怖く感じます。また,大勢の人の目にさらされる不安は,他者の目が意地悪な目で見ていると思い込むことから生じます。実はそんなことはないのですが,もう一人の自分が他者を見るとき意地悪な目で見ているから,鏡のように自分に向かってくるのです。

★落書き★

 スーパーマーケットに行き,食料品をかごに入れているとき,小麦粉に少し気を遣います。それは紙袋に入っているからです。いろんな種類の小麦粉がありますが,どれも紙袋です。他のものはビニール袋なのにと思います。小麦粉に含まれるグルテンは粘性を持ち,パンやうどんを作るときに威力を発揮しています。そのグルテンは外気を吸っていないと固まってしまう性質があります。ビニール袋に入れるとすぐに固まってしまいます。通気性のある紙袋を使わざるを得ないのです。


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