*** 子育ち12章 ***
 

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「第 37-09 章」


『子育ては 子どもの今を 明らかに』


【支援 37-09:子どもの現実の直視を促していますか?】

 ■子育て12支援■
『子育て第9支援』
〜現実こそが育ちの出発点〜

 《WHY-01》
 この号は,子どもが何故(WHY)育とうとしているのかという問に対する解答になっています。解答は,生きている自分を喜ぶことです。もう一人の自分が自分と真っ直ぐに向き合い,自分を好きになれば,自分をより高めようという意欲がわき上がってきます。生きているって素晴らしいという感激をたくさん経験できるようにしてやれば,子どもは健やかに育っていきます。それは必ずしも自分の思い通りに生きていく,順風満帆な生き方ということではありません。

 《現実の直視》
 美しい花は寒い時期の経験によって生きていく力のスイッチが入るから開きます。苦あれば楽ありといわれるように,人は不快な苦を乗り越えてこそ快感に満ちた楽を手にすることができます。樹木は寒い時期にしっかりと幹を固め,年輪を刻んでいきます。現実を直視するというとき,辛い現実から目を逸らさずに,真っ直ぐに向き合って,受け入れるというプロセスを想定しています。楽をしたいと逃げる姿勢では,育ちの歩みを進めることはできません。今の現実から始めましょう。

 《見つめる》
 怖いもの見たさということがあります。蚊に刺されてかゆいとき,刺されたふくらみを爪で十字に押してみたりします。オモチャが壊れると,壊れた所をじっと見つめます。何とかならないかと思うからです。同じように,自分の中でうまくいかないことがあると,どこが悪いか見つけて,直そうとするのが自然です。ところが,自分の弱みとなると,目を逸らしたくなります。弱みは今日現在のことです。明日にはどうにかなります。先ずは弱みと向き合う勇気を持たせましょう。

 《探す》
 DVをする人は,自分の弱みを隠すために,身近に自分より弱い者を作り出そうとしているということです。勇気ある人とは,自分の弱みを知っていて,弱みを受け入れている人です。同時に,強みを発揮できる人です。自分の悪いところよりも,自分の良いところを探して伸ばしていくことが大事です。そうすることで,弱いところも改善されていきます。もう一人の自分が自分を見るとき,弱みにとらわれずに,強みを探すことを心掛けるように導いてやりましょう。

 《庇護と阻害》
 子どもの手に余ることがたくさんあります。車の運転がしたくても,できません。ペダルに足が届かないという事実の他に,年齢上で免許が取れません。ただダメと言うだけではなく,どうして運転できないのかという訳をある程度具体的に教える必要があります。そのような現実の厳しさをきちんと見せてやるのが庇護です。現実の壁を見せずに曖昧にして隠すのが阻害となります。子どもだからできないことがあると分かれば,大人になりたいという気持ちが育ちを促すはずです。

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※子どもの育ちの最終目標は,大人になることです。ところが,大人になりたくない,子どものままでいたいと思う子どもが増えているということです。それでは育とうという気にもなりません。男の子はお父さんのようになりたい,女の子はお母さんのようになりたい,そう思って育つはずです。そのためには,お父さんはいいな,お母さんはいいなと思わせる魅力と,今自分は育っていく途中の子どもであるという現実をきちんと自覚させる必要があります。




 こんな様子では先が思いやられる。現実に目の前にいる子どもにそう嘆いてしまうことがあります。少しでも育ちが進むように,先に先にと育ちの前倒しをすることはないでしょうか? 明日のために今日準備しておくことは大切ですが,来年のために今日の時間を使うことは無理です。来年のことは,ただ楽しみにしておけばいいのです。先の心配も用心という点では必要ですが,心配のし過ぎは無駄なことです。良くも悪くも,将来を丸ごと今日に持ち込むことは不可能です。

★落書き★

 寒くなってくる季節です。寒さをしのぐために,手を温めます。手を温めると幾分か身体が暖まります。暖まる気がするのではなく,本当に暖まります。手の部分で温められた血液が身体の中を回っていくからです。血管の全長は地球2周半ほどあるそうですが,その距離を血液は50秒で一廻りします。逆の場合もあります。寝ているときに手や足を布団から出していると,冷えた血液が身体を巡ることにもなります。飛び出していないか,ときどき見守ってやってください。


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