*** 子育ち12章 ***
 

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「第 40-03 章」


『子育ちは 安心できて 芽が伸びる』


【詩編 40-03:子どものための第3詩】

 ■子育ち12詩編■
『子育ち第3詩編』
〜安心するから,元気が出る〜

    明るい笑顔でいたいと願うなら,
    人の目を気にしたくないなら,
    思い切った行動をしたいなら,
    気持ちが癒されることを望むなら,
    素直になれる居場所を見つけることです。

    一人でいれば自由に振る舞えます。
    知らない振りで面倒から解放されます。
    気楽ですが何か足りないと感じる自分がいます。

    生きていくことはつながることです。
    つながることは触れ合いをもたらします。
    触れ合いは人の温かさを確かめ合うことです。

    触れ合おうとすれば,側に寄り添います。
    触れ合おうとすれば,世界がつながります。
    触れ合おうとすれば,気持ちが通じ合えます。

    突き放されるから,身構えるようになります。
    突き放されるから,自分を守ろうとします。
    突き放されるから,不安ばかりが湧いてきます。

    寄り添えば,心が通じます。
    寄り添えば,安心します。
    寄り添えば,心が満ちていきます。

    素直になるためには,恥ずかしさがあります。
    素直になるためには,無防備の怖さがあります。
    素直になるためには,虚勢を脱ぎ去るべきです。

    抱きしめてもらえたら,苦しさが涙になります。
    抱きしめてもらえたら,楽しさが歌になります。
    抱きしめたもらえたら,いのちが共鳴します。

    安心するから,自分の居場所があります。
    安心するから,あなたは落ち着きます。
    安心するから,生きる力が噴き出してきます。

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※子どもの育ちには,安心という居場所が必要です。周りの人と心がつながっているという居場所を持てないと,不安という砦に閉じこもるしかありません。家庭の中で子ども部屋に隔離されていたら,居場所はありません。居場所とはつながりの気配を感じる空間です。もう一人の子どもが,自分は親の気配りに包まれているという確信を得ることができたら,その気配りが居場所になります。親が我が子を見守るつもりで見張ってしまうのは,安心を与えることをないがしろにしているからです。心身ともに抱きしめてやって下さい。




 家庭の中の居場所だけに止まっているわけにはいきません。地域や学校という場にも居場所を持つために,友達や顔見知りの大人など,素直な気持ちでつながることのできる人の輪を広げていく必要があります。そのためには,人付き合いの間合いを近くや遠くに変化できる余裕を持たなければなりません。すべての人と気持ちを通じ合わせることは不可能ですが,だからといって親しい人とのつながりに閉じこもるのも不自然です。味方でなければ敵方であるという狭い了見では,社会とつながることができなくなります。

★落書き★

 ジャンボ。何を連想されますか? ジェット機ですか,それともディズニーのマンガのゾウさんですか? 1861年に一頭のゾウが仏領スーダン(マリ共和国)で生まれ,パリ植物園付設の動物園で飼育され,1865年にロンドン動物園に移り,人を乗せる実演で有名になりました。ロンドンの飼育係によって,ジャンボと名付けられました。スワヒリ語の挨拶である "jambo" と酋長を意味する"Jumbe"を合わせたものといわれますが,他説もあります。1970年にボーイング社の大型ジェット機のお披露目に招待されたジャーナリストが,ずんぐりした形からジャンボを連想して愛称を付けたそうです。


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