『子育ちは 頼りにされて 伸びていき』
【詩編 40-04:子どものための第4詩】
■子育ち12詩編■
『子育ち第4詩編』
〜信頼するから,心穏やかに〜
落ち着いていたいと願うなら,
寂しさを感じたくないなら,
心置きなく行動をしたいなら
笑顔に癒されることを望むなら
身近にいる人たちを信頼することです。
一人でいれば気遣いすることなく過ごせます。
どう思われているかという不安もありません。
気楽ですが除け者となっていると感じます。
生きていくことはつながることです。
つながることは信じ合いをもたらします。
信じ合いはお互いに頼り合うことです。
信じ合おうとすれば,心の壁が開かれます。
信じ合おうとすれば,人の情けがつながります。
信じ合おうとすれば,共感する喜びが得られます。
自分を信じないから,身構えるようになります。
自分を信じないから,周りの人の心を疑います。
自分を信じないから,人を利用しようと考えます。
分かち合えば,喜びは増します。
分かち合えば,悲しみは癒されます。
分かち合えば,生きる力が燃え上がります。
心を開くためには,受け入れる痛みがあります。
心を開くためには,裏切られる不安があります。
心を開くためには,こだわりを脇に置くべきです。
少しでも頼られたら,わざわざしたくなります。
少しでも頼られたら,面倒さを厭わなくなります。
少しでも頼られたら,こころが共鳴します。
信頼するから,自分の居場所があります。
信頼するから,共に生きることができます。
信頼するから,あなたは笑顔が似合います。
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※人は社会的生き物と言われます。人の中にいて生きることができます。子どもは育つために,周りからあらゆる育ちの糧を奪い取っていきます。奪われることを許す,つまりすねをかじらせる親や大人がいるから,育つことができます。そのままでは社会に生きる人にはなれません。社会は持ちつ持たれつの関係が基本であり,頼り頼られる関係が必須です。子どもは世話されるだけでは育ちがゆがんでいきます。保護者の責任として世話するつもりで,子どもの育ちを阻害してしまうのは,子どもに頼られる経験を与えないからです。手伝いという共同生活の経験を与えてください。
子どもは居場所を確保すれば,安心という活力を得て,育ちにまっしぐらとなります。もしも,居場所が得られないなら,不安という守りに入るので,引きこもりのような状態になります。育ちには身体の育ちと心・精神・意識といった人としての育ちがあります。動物的な本能や欲望・無意識に従う子どもと,理性や知性・意識に従うもう一人の子どもを想定して,もう一人の子どもの育ちを促さなければなりません。もう一人の子どもが獲得すべき糧は,言葉です。人は言葉を操る能力によって,動物から抜け出ることができたのです。言葉が知性の素材です。
★落書き★
1930年代,アメリカの大リーグで,サンフランシスコ・ジャイアンツが奇跡のような逆転試合を続けました。負けていても,なぜか7回になると逆転して勝ったのです。何度か続くと,ファンは7回の攻撃に期待するようになり,ラッキー7と言い始めました。これ以降,幸運を期待する数字としてラッキー7が定着したということです。よいことが続くと,そこに何かがあるのではと思ってしまうようです。験を担ぐといいますが,縁起(エンギ)を倒置してギエンと言っているうちにゲンになったようです。人の意のままにならないことがあると思うと,楽になるかもしれませんね。
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