『子育ちは 優しさ向ける 人がいて』
【詩編 40-08:子どものための第8詩】
■子育ち12詩編■
『子育ち第8詩編』
〜感動するから,優しい心に〜
人との温かな触れ合いを願うなら
笑顔の交流を失いたくないなら
人を信じる心を持っていたいなら
仕合わせになることを望むなら
アリガトウの言葉を胸に受け取ることです。
ゲームに耽ると気苦労をしなくて済みます。
自分一人の世界には他人は邪魔になります。
思いのままですが感動に出会うことはありません。
人であるためには生きる道を選ぶことです。
感動によって能力の生かし方が定まります。
出会いに感動すれば道が拓けていきます。
情けに触れると,心の凝りがほぐれます。
情けに触れると,欲の皮は綻びてきます。
情けに触れると,優しい世界が開けてきます。
感動を逃避するから,心がささくれ立ちます。
感動を逃避するから,精神が貧困になります。
感動を逃避するから,行動が卑屈になります。
熱い感動に浸れば,気持ちが伸びやかになります。
熱い感動に浸れば,小異のこだわりが薄れます。
熱い感動に浸れば,大同の大らかさが現れます。
感動を呼び起こすためには,触れ合いが不可欠です。
感動を呼び起こすためには,苦楽のうねりがあります。
感動を呼び起こすためには,素直に向き合うべきです。
小さな感動を見つけたら,人が愛おしくなります。
小さな感動を見つけたら,美しさが見えてきます。
小さな感動を見つけたら,分かち合いたくなります。
心が素直だから,ドウゾの言葉が溢れてきます。
心が素直だから,生きるための価値を弁えます。
心が素直だから,あなたは能力を生かせます。
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※人はどのように生きるか,思い定めながら生きています。誰からも相手にされないと,生きる気力が失われます。頼り頼られるという関係を結ぶことができたとき,人は生きている実感を得ます。人が懸命に生きている姿に感動できるとき,もう一人の自分が周りの人たちと共に生きているという喜びに目覚めます。もう一人の自分が他者を自分と同じ価値のある人間であると納得することが,社会性の要件です。もう一人の自分の優しさ,それは自他共に向けられものであり,だからこそ,ドウゾとアリガトウの優しい関係を結ぶことができます。
人が持ち合わせている能力の最大のものは,記憶できることです。過去を記憶し未来を予測できる力が,人間の特質です。もちろん神ではないので,記憶の量が少なく未来の予測も不完全です。それでも,言葉を使って個々の記憶を共通化できるので,学びのプロセスによって,予測能力は高まっています。人が目的を持った計画的行動をするのは,過去から学び未来に備えるという能力があるからです。人は時として,何のためにという疑問を持ちます。それは未来を見届けようとしていることです。こうすればこうなるはず,でもそう簡単ではないのも現実です。
★落書き★
1887年,アイルランドで獣医をしていたダンロップは,1頭の牛を診察しました。腸内異常発酵のためにお腹がパンパンにふくれあがった牛でした。そのお腹を見て,ダンロップは考えました。タイヤはこのように空気入りのもののほうが,弾力があっていいだろうな。当時のタイヤは芯まで硬めのゴムで作ったものでした。ダンロップはゴムタイヤの硬いゴムの中にチューブを入れ,空気入りタイヤとして発売し,大ヒットしました。現在のタイヤの原型が登場しました。人は目の前の経験を考えることで,大きな転機を迎えるようです。
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