*** 子育ち12章 ***
 

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「第 40-11 章」


『子育ちは 失敗するから 先がある』


【詩編 40-11:子どものための第11詩】

 ■子育ち12詩編■
『子育ち第11詩編』
〜失敗するから,反省できる〜

    明るく生きていきたいと願うなら
    壁に出会ってくじけたくないなら
    歩んでいく道を切り開きたいなら
    自分の可能性が開花することを望むなら
    失敗から逃げずに向き合うことです。

    したことがないことはしないのが無難です。
    人の失敗を笑っていれば楽しいでしょう。
    笑われたくないから失敗を恐れるようになります。

    失敗するところが成長の最先端です。
    失敗しなくなることが育ちの一歩です。
    失敗を重ねてこそ可能性が拓かれます。

    失敗をすると,課題が明らかになります。
    失敗をすると,考える機会が訪れます。
    失敗をすると,自分の力が見極められます。

    失敗から目を逸らすから,機会を逃がします。
    失敗から目を逸らすから,反省ができません。
    失敗から目を逸らすから,育ちが止まります。

    落ち着いて反省すれば,分岐点に戻れます。
    落ち着いて反省すれば,出直しができます。
    落ち着いて反省すれば,同じ失敗はしません。

    失敗に反省をつなぐためには,急がないことです。
    失敗に反省をつなぐためには,取り繕わないことです。
    失敗に反省をつなぐためには,次を信じることです。

    冷静に振り返れたら,人のせいにはしません。
    冷静に振り返れたら,自分の力が見えます。
    冷静に振り返れたら,新しい道につながります。

    思い通りにいかないから,生きる楽しみがあります。
    思い通りにいかないから,自分の可能性を引き出します。
    思い通りにいかないから,あなたは育っていきます。

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※「しまった」。失敗するのは嫌なものです。できることなら,隠しておきたいと思います。できる人は,苦労もなくできているように見えます。でも,見えないところで努力をしています。努力をするとは,失敗する自分を励まし続けて,失敗をきちんと反省し,失敗しなくなるまで繰り返すことです。練習の積み重ねがなければ本番で力を発揮できない,それは失敗の量です。失敗する自分を励ましてくれる人はいません。親でさえ,失敗する自分(子ども)を叱ります。もう一人の自分が自分を励まさなくては,育ちはできないのです。




 失敗を反省しても,反省だけで止まれば,途中棄権の状態になります。反省を生かすように工夫する必要があります。同じように繰り返すだけでは,同じ失敗から抜け出すことはできません。失敗を反省し,振り出し点を見つけて,そこで新しいやり方をしてみることです。どうすればよいのかを考えるという手続きが欠かせません。経験の少ない子どもでは,考えてもなにも出てこないでしょう。子どもは周りの人の真似をすればいいのです。真似ることが学ぶことです。あのようにすればいいのか,そういう学びをして,もう一度やり直してみる,挑戦することです。

★落書き★

 ウグイスの鳴き声は,ホーホケキョです。この鳴き声にも上手下手があります。どうしてでしょうか? 生まれながらの素質でしょうか? ほとんどの場合,環境の違いです。ウグイスの子どもは,親や周りの大人の鳴き声を真似します。上手な大人の鳴き声と自分の鳴き声の違いを反省して,素直に真似をすることで,上手な鳴き声ができるようになります。どの大人が上手に鳴くのか,それを見つける力も必要になります。また,自分は下手でもいいと見限らない勇気もいります。向上心です。ウグイスに負けないように・・・。


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