『子育ちは 学んだ後の 挑戦で』
【詩編 40-12:子どものための第12詩】
■子育ち12詩編■
『子育ち第12詩編』
〜学習するから,挑戦できる〜
ひとつずつやり終えたいと願うなら
同じ失敗を繰り返したくないなら
ほのかな希望を見つけようとするなら
遠い夢を見失いたくないなら
そばにある知恵を探し出すことです。
闇雲に取り組むことはしないのが無難です。
失敗に懲りて諦めてしまえば楽でしょう。
立ち止まっていることが悔いになります。
学習することが育ちに向かう一歩です。
学習と勉強を混同しないことが大切です。
学習とはできる人の真似をすることです。
学習をすると,新しい手法が見つかります。
学習をすると,可能性の扉の前に立ちます。
学習をすると,踏み出す勇気が湧いてきます。
学習を後回しにするから,機会を逃します。
学習を後回しにするから,後悔が残ります。
学習を後回しにするから,負けたままです。
真面目に学習すれば,期待が芽生えます。
真面目に学習すれば,気持ちが前を向きます。
真面目に学習すれば,挑戦に向かえます。
学習を挑戦につなぐためには,諦めないことです。
学習を挑戦につなぐためには,一歩を目指すことです。
学習を挑戦につなぐためには,楽しむことです。
挑戦を楽しめたら,気持ちが高揚します。
挑戦を楽しめたら,自分をほめることができます。
挑戦を楽しめたら,明日が待ち遠しくなります。
失敗・反省・学習・挑戦するから,期待が実ります。
失敗・反省・学習・挑戦するから,喜びがあります。
失敗・反省・学習・挑戦するから,あなたは育ちます。
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※「がんばれ」。くじけそうになるとき,励ましの言葉です。「がんばれ」とはどうすればいいのでしょう? 仕掛けたことをもう少し続けることです。もし壁に向かって進めないでいるのであれば,誰かに教わり,学習し,もう一度挑戦してみる,その何とか続けようとする努力のステップががんばるということです。失敗は成功の元,それはもう一人の自分が自分の失敗をきちんと反省し学習した上で挑戦をすることで成功につながるというプロセスを表しています。子どもの失敗は育ちのチャンスです。失敗を子どもから取り上げないで下さい。
生きている喜びとは,今日できることをきっちりとやり終えることから生まれます。自分がしたいことであっても,もう一人の自分が促してくるしなくてはならないことであっても,とりあえず今日の分はやり終えた,その継続が少しずつ自分を育てていきます。今日の自分は昨日の自分とは違い,明日はまた違った自分になっていく,それは経験を積み重ねていくからです。日々同じことの繰り返しのようでも,言葉を覚え知恵を一つ一つ身につけ,できる力を伸ばしていくことができます。生きていることは成長することです。だから,喜びがご褒美として与えられています。
★落書き★
流氷と氷山という言葉があります。どちらも海を漂っています。大きさが違うものと思われていませんか? 流氷は海水が凍ったもの,氷山は陸地の氷河が海に押し出されたものです。ですから,流氷は溶かしても飲むことはできませんが,氷山は溶けると真水になります。なんとなく聞いて分かっている積もりでいても,改めて考えてみると知らなかったという言葉があります。ニュースなどで聞こえてきた言葉を,お子さんと一緒に調べてみると,意外と楽しい発見があるかもしれません。
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