*** 子育ち12章 ***
 

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「第 43-13 章」


『子育ちは よりよく生きる 道示し』


【心得 43-13:子育て第13心得】

 ■子育て12心得■
『子育て第13心得』
〜親は生きる力を伝えなさい〜

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 ○モンテッソーリ教育:

 子どもの心に安らぎと高揚を伝えられるように。
 親自身の人間性,精神性の深さが求められています。

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○子どもは親の言うようには育たず,親がするように育つといわれます。普段の暮らしの中で,子どもの話が要領を得ないのを心配して,言葉を遮って,親が代わりに話してしまうことがあります。親がすることを子どもは学びます。美容院でシャンプーしている母親を見ていた3歳の娘。「頭マッサージしますね」と言われると,すかさず「ママは足がこってるんです」と言ってくれちゃいました。母親は「はずかしー」と思いましたが,それが自分の育ての結果だとは気がついていません。

○攻撃は最大の防御と言われます。何かうまくいかないことがあると,「もうっ!!」とものに八つ当たりすることがあります。子どもが失敗すると,そばで見ていた親が「へただなあ,もうっ!!」と嘆いてみせます。なにやら不快感があるとき,「もうっ!!」と吐き出せば,少しはすっきりします。子どもも見習います。誰もが通る道の予防接種。母親はちょっぴり心配で「また泣くかな!?」という予想に反して,「いたいなあ、もうっ!!」とお医者様をしかりつけていました。

○あれこれ物事を考えていても,限度があります。そこまでは考えていなかったという想定外のことがあるものです。考えていないことは,どうでもいいことだからです。夕食の支度で忙しくしているときに,子どもが「昨日の本は?」と尋ねてくると,「後で!」といい加減な返事をしています。子どもは見習います。2歳の娘と旅行した家族の話です。ホテルの部屋はツインでベッドが2つありました。娘が「××ちゃん(自分)はこっち(窓際のベッド)で,ママはこっち(入り口側)」というので,母親が「パパはどっちで寝るの?」と聞くと「起っき!」。ベッドが足りないので,起きているしかないのです。想定外?

 親は子どもに対して完全無欠な姿を見せようとします。幼い子どもには通用しますが,小学生くらいになると強がりは見透かされます。無理をしないで,がんばっている姿を見せるようにした方が,お互いに楽です。ところで,いけないのは,親が自分のしている苦労を子どもにはさせないようにすることです。親が今の自分に自信を持ち満足していれば,子どもにも自分の経験を伝えようと思うはずです。子どもを育てるためには,親は苦労して今の自分があること,自尊感情を持つことが必要なのです。

 生きようと願って何とか生き延びていく,それが生きる力になります。この生きる力が必要ですが,それだけでは生きていけません。生かしてもらうという助けがあって,人は生きることができます。私が生きるのではなく,私たちが生きるという社会の中での生きる力をお互いに発揮するように目標を共有すべきです。人を蹴落としてもという浅ましさに彩られた生きる力は,不幸をもたらします。真っ当な生き方ができるような力を,子どもに残してやっているか,大人は自問してみるべきです。

 子どもは環境に適応しようとして育ちをします。最も重要な環境,それは家庭です。それぞれの家庭の暮らしぶり,それに適応するように子どもは育っていきます。生きる力のスタイルは家庭毎に違っているので,この親にしてこの子ありということになります。生きる力の根っこの部分は家庭で培われます。教育で表立った部分を整えることはできますが,土台までは行き届きかねます。親自身の人間性が関わるということになるのです。子どもにとって,親を真似することが学びの本能です。



 第43版の子育て羅針盤は,今号で完結です。次号からは,第44版に改まります。12条として参照するモデルは,経済界で知られている「成功する人の12か条」です。大人の仕事上の12条ですが,子育てを考える視点として,条文を参照してみようと思っています。失敗する人の12か条という対比もありますので,裏表としてご紹介できれば,分かりやすさも生まれるのではと期待しています。3か月の間,楽しんで読んでいただければうれしいです。

★落書き★

 人が聞き分ける音は2万Hzまでですが,ネコは6万Hzまで聞こえます。また,ネコは人間の6倍,イヌの2倍,音源の位置を正確に把握することができるので,ネズミなどの小動物を追いかけることができます。ところで,ネコの首に鈴を付けると,動く度にネコは大きな音が聞こえるはずです。いつも聞こえるので落ち着かなくなり,やがてネズミを追わない臆病なネコになってしまうということです。人は鈴が鳴ると可愛いと思って付けているのでしょうが,ネコには大迷惑なのです。


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