*** 子育ち12章 ***
 

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「第 45-01 章」


『子育ちは 親の思いに 遮られ』


■非行化12秘訣■

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『非行化第1秘訣』

【うるさく細かく親の思うままに世話を焼け】

※欲しいといえばホイホイ買い与えるべし。
うるさく細かく親の思うまま世話を焼け。
(過保護・過干渉のすすめ)。


●忙しくて構ってやれないことが続くと,子どもが懐いてくれません。欲しがっているお菓子やオモチャを買ってやると,うれしそうに受け取ってくれます。買い与えれば機嫌良くしているので,面倒でなくてなによりです。結果として,友達より先に多くのものを持っているので,自慢しているようです。古いものは気前よく譲っているようで,仲間になろうという子どもが増えています。いつのまにか,子ども集団の中心になって,楽しく遊んでいるようです。
・・・・・《子どもは違うと言っていますが!?》

●子どものペースは親の生活のペースと違っていて,遅れがちになります。さっさとできるようにうるさくしつけなければなりません。ちゃんとできないときは,できるのを待っていては時間がもったいないので,親がしてやります。子どももその方が楽ですし,親もイライラしなくて済みます。子どもは自分でするということがありますが,させるとできなかったり,失敗したりして,余計な手間暇が掛かりますので,任せない方が無難です。
・・・・・《子どもはできるようになりたいのですが!》

○親は子どもの育ちに期待をします。子どもが1歳10ヵ月の頃,そろそろモノをもらった時に「ありがとう」を言えるようになってほしいと思った母親がいます。パンをあげた時に「なんて言うの?」と聞くと「パン!」。それもそうだなと思いながら,「パンをもらったら何て言うの?」と再度聞いてみました。パンが大好きな彼は満面の笑みで,右手を出しながら「もっと!!」と言いました。あーまだまだだぁ…とがっかりしています。
・・・・・《急がなくていいのです!》

●子どものためになることはできるだけしてやりたいと思う親心があります。夏は暑いだろうと部屋の冷房を入れ,冬は寒くて風邪を引いてはいけないと暖房を入れます。快適な環境でのびのびと育ってくれます。夏でも汗をかくことはないので,汗臭くなることはありません。冬でも鳥肌だつことはなく,鼻水を流すなんてことはありません。不快な体験などはしない方がいいのです。健康に育つのがなによりです。
・・・・・《体温調節機能が衰えていくのですが!》

●この子は私がいないとダメなんです。朝は起こしてやり,顔を洗わせて,忘れ物がないか確かめさせて,間に合うように登校させて,夕方は宿題を思い出させてやり,入浴と着替えをさせて,早めに寝させてと,つきっきりで面倒をみてやっています。もちろん,朝夕の食事も,この子が食べたいと言っているものを,できるだけかなえるようにしています。この子が自分でできるようになるまで,世話をしてやるつもりです。
・・・・・《すでにできることがあるのですが!》



 今号から子育て羅針盤第45版に入ります。子育ての逆説を見てみることによって,子育ちの邪魔をすることがなくなるはずです。過保護や過干渉の勧めは,子どもを非行化するためです。危ない子育てですので,くれぐれも真似をされないようにお願いをします。踏み込みそうになる分かれ道が何か所もあります。早めに気付けば大丈夫です。非行化する子育てを考えたことがないので,おかしな文章になることがあるかもしれません。意をくみ取って読んでいただければ幸いです。

★落書き★

 マラソンコースの距離は,ギリシャ軍の兵士が戦場からアテネまで勝利を伝えるために走った距離とされていますが,その距離は36.75kmでした。第1回のアテネ大会の時はこの距離で行われました。第4回のロンドン大会で,スタート地点のウインザー城からゴール地点までの距離が42.195kmとなっていました。この距離が第8回のパリ大会から正式な距離にされました。その間の大会では,40キロ前後とされていたそうです。


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