*** 子育ち12章 ***
 

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「第 45-02 章」


『子育ちは 親の焦りが 水を差し』


■非行化12秘訣■

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『非行化第2秘訣』

【誰々を見習えを連発すべし】

※できの良い兄弟やよその子と比較してお前はバカだ,
誰々を見習え!を連発すべし。
(劣等感の助長法)。


●親自身に兄弟がいる場合,兄弟が皆同じではなく,それぞれ違っていることを分かっているはずです。それでも,我が子たちを見るとき,上の子は,下の子は,と比べてみていますし,よその子とは格別の意識をしていなくても張り合っています。優れているところはことさらほめる必要を感じることなく,劣っているところが気に障ります。何とかさせなくては!,と子どもに駄目出しをしてはっぱを掛けます。尻を叩かないと動こうとしないのが,じれったくなります。
・・・・・《子どもはダメな自分と思いたくないのですが!?》

●他の子よりもこの子が劣っているところを見せられると,気分が悪くなります。先ずは,見習わせても,同じ程度にならなければなりません。彼奴にできるなら,この子にもできるはずです。ぐずぐずしてるともっと差が付いてしまいます。早く追いつくように,何度も催促しなくてはなりません。自分のことを全く分かっていないなんて,駄目な子です! この子が駄目なままだったら,親が駄目だと思われそうで,本当に嫌になります。
・・・・・《子どもは無理強いを嫌がっているのですが!》

○家族の中では,親しさの表現として,末っ子などをバカにした風でからかうことがあります。男の子の場合,態度の悪さがいわれます。ある家庭で,家族中で風邪を引いてしまった中,1人元気だったのが次男でした。「ママは,気持ち悪いし,お兄ちゃんは,お腹悪いし,元気いいのは××クンだけだね」と母親が言ったら,「僕,ガラ悪いから…」と答えています。どちらも本気ではないと思われますが,もしかしたら,冗談めかして,次男は本音をいっているのかも?
・・・・・《冗談やからかいも程ほどにしないと!》

●人をバカにすることで,自分は賢いと思いたい潜在意識があります。大人から見れば子どもは未熟ですからバカに見えます。こんなこともできないのかと,呆れることもあります。できる子が近くにいると,黙って見過ごすことはできなくて,焦りを子どもにぶつけます。そんなことでは先が思いやられるので,子どもにプレッシャーを掛けなければなりません。子どもの自覚を待っていては埒があかないので,親が介入せざるを得ません。親って,大変です。
・・・・・《子どもの自尊心が萎えていくのですが!》

●子どもは親とは違う一人の人間であり,子どもの意思を尊重すべきであると聞くことがあります。訳の分からない子どもに任せろなんて,とてもできるわけがありません。親があれやこれやを指図しないと,何もしないことはわかりきっています。子どもの身近にいると,子どもの育ちをゆったりとしたペースの中で見るのは難しくなり,どうしても今すぐに育つことを求めます。思ったようにすぐに育たない子どもを見ると,イライラしてきます。
・・・・・《もう一人の子どもが追い出されているのですが!》



 子どもの個性を伸ばすためには,自立を促さなければなりません。子どもだからと甘やかしていては,自立できません。子離れ,親離れをするために,子どもの甘えを拒否する必要があります。それが子どものためだと思います。

《それは考え違いです。子離れをするためには,下準備をした上でないとうまくいきません。十分に甘えさせることで,子どもは親離れの準備をすることができます。》

★落書き★

 世界最高峰は,エヴェレストと呼ばれています。インド測量局の局長であったイギリス人,ジョージ・エヴェレストにちなんで付けられました。現在はチョモランマの方が一般的です。チョモランマは北麓のチベット側の呼称で,意味は国の母神です。一方で,南麓のネパール側ではサガルマーターと呼ばれています。意味は大空の頭です。それぞれが自分の思いを寄せて名付けてきました。旅人はどう呼べばいいのでしょう?


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