*** 子育ち12章 ***
 

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「第 45-06 章」


『子育ちは 感情深く 理性持ち』


■非行化12秘訣■

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『非行化第6秘訣』

【問題の解決は感情で処理すべし】

※問題の解決は感情で処理すべし。
暴力に訴えるか集団の実力を悪用するのが手っ取り早いことを子どもに示すべし。
(短絡的問題解決の勧め)。


●子どもがいると余計な手間が掛かります。ぐずぐずされるとかーっとして怒鳴らなければなりません。普通に言っても埒があきません。虐待しているように思われるかもしれませんが,子どもが言うことをきかないのでしかたがありません。子どもが自分から進んでできるようにしましょうなんて聞きますが,そんな悠長なことをしていられるほど余裕はありません。もっと早く起きたらいいのにと思うこともありますが,それができたら苦労はしません。
・・・・・《子どもは自分が至らないからと分かっているのですが!》

●反抗期に入ったのか,うるさいので注意をしたら,ふくれっ面をしてにらみ返してきました。しゃくに障ったのでとっさに手が出て子どものほっぺたをぶちました。それからは,怒鳴りつけると身体を避ける仕草をするようになりました。思わぬ効き目があったようです。逆らう様子を見せなくなりました。大人の力を見せないと,子どもに見くびられてはしつけはできません。世の中は力のあるものが勝ちだということを教えることもできます。
・・・・・《子どもは力の誤った使い道を身につけてしまうのですが?!》

○思い通りにならないことがあると苛つきます。もうすぐ年長さんになる息子さんがいます。カタカナの書き方を練習中のことです。いやいややっているのがまるわかりで,見ている母親もイライラです。「そんなにつまんないなら,やらなくていい!」と怒ったら,子どもは大きな声で一言「つまる!!」。父親と一瞬目を合わせ,怒っていた母親の気持ちはぶっ飛びました! 否定形を肯定させるとこうなる!と独学中の息子と観念した母親でした。
・・・・・《親は子どもの言葉の育ちを見守らなければ!》

●子どもが親にものをねだるときに,よく使う手が「皆が持っている」という多数の応援を持ち込むことです。大人でもスピード違反で検挙されると「みんなしている」という逃げ口上を持ち出します。皆がしていることをしているのであれば,とやかく言われるはずがなく,世間では通っています。多数という虎の威を借りるのも処世術の一つです。学校では,皆がしていることに逆らうのはいけないことです。皆で寄って集って一人をからかうのも,皆がすることとして茶飯事になります。
・・・・・《子どもには集団行動の危うさも知らせるべきですが!》

●忙しい世の中では,手っ取り早くことが進まないと,気持ちよくありません。言葉遣いも声高になります。また言葉自体を簡略化して短くして,丁寧な言葉などはまどろっこしくて誰も使いません。うざくて誰からも相手にしてもらえないからです。ぽんぽんと突き放すような話しぶりがそのままにメールの文字になるので,言葉のトゲがむき出しになるのも仕方ありません。単語が行き交うだけの会話では,感情が生でぶつかり合い,それが今風と思っています。
・・・・・《子どもは洗練された言葉遣いを受け取るべきなのですが!》



 毎日つまらない仕事をしなくてはならないのは,お金を稼ぐためです。宝くじが当たればすぐにでも仕事を辞めると,誰もが言うという話も納得です。プロ選手の契約金とか年俸などがマスコミ報道されるのも,皆が知りたいと思っているからでしょう。金があれば,言うことなしです。

 《お金は必要ですが,それは手段であり,程ほどにあればよいものです。人生の目標にお金を据えるのは場違いだという感覚を持っていないと,道を踏み外します。お金は付いてくるものというくらいのつもりでいる方が健全な感覚です。》

★落書き★

 相撲の作法の一つとして,土俵の中での四股があります。片足を持ち上げて地面を力強く踏みしめる仕草です。何をしているのでしょう? 古代の日本では,生命力を与えてくれる神は,地下に住んでいるとされていました。農耕民族独特の発想で,狩猟民族や遊牧民族の間では,天に神がいると考えられていました。この大地の神の力を増大させるには,大地を揺さぶることが必要だとされて,足でドンドンと大地を踏みならす仕草が生まれたのだそうです。


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