*** 子育ち12章 ***
 

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「第 45-09 章」


『子育ちは 親を見習い 越えてゆく』


■非行化12秘訣■

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『非行化第9秘訣』

【子どもの前で夫婦間の意見を一致させるな】

※子どもの前では決して夫婦間の意見を一致させるな。
父親は難しい問題からうまく逃げよ。
(しつけ基準の混乱の勧め)。


●母親が子どもを早寝させようとしても,父親が遅くまで子どもを構っていて,寝そびれてしまいます。お陰で子どもは朝の寝起きが悪くて,ゆっくり朝食を摂る暇がありません。子どもの健康な生活リズムを保つことができないと,生活習慣による育ちの弊害が蓄積していきます。日々の細やかなしつけをしている母親と,いざというときの大胆なしつけをしている父親との間ですれ違いが起こります。それぞれのしつけを邪魔しあうと,子どもは野放図に育っていきます。
・・・・・《子どもは自分に得な方になびいてしまうのですが!》

●個人の思いを大切にすることがよいことであり,母親と父親もそれぞれの思いを持っているので,主張し合います。それぞれがどうして自分の思いを分かってくれないのかと,相手を責めるようになります。夫婦間が何かしらぎくしゃくします。そばにいる子どもは,どうしようもない状況に追い込まれます。どちらかに寄り添うと,他方を拒否した形になるので困ります。どっちつかずの中途半端な状況に耐えられないので,背中を向けて自己防衛をします。閉じこもりです。
・・・・・《子どもは父親と母親の間に挟まっているのですが!》

○子どもにとって,親は生きていく上でのお手本です。親の姿からお互いに相手を尊重し合う関係を見届けることで,人間関係の持ち方を刷り込まれます。冗談のつもりであっても,見せ続けてはいけないことがあります。ディズニーアニメ「リロ&スティッチ」が大好きな3歳の娘さんです。父親をキャラクターにしたらしくて,「作品ゼロ6,とおちゃん!得意技,なし!苦手なもの,ママ!」。相変わらず父ちゃんへは厳しい,と母親は笑っていますが,本当の姿に上書きしないと子どもがいずれ困ります。
・・・・・《親は生きていく上での大切なものを教えなければ!》

●父親は時として社会や国のことを語ります。あれこれと世間の不備を言い立てます。その多くは愚痴に過ぎません。子どもは父親の大言壮語を耳にしながら,父親自身が何をしているかを見ているので,言うばっかりと見透かします。難しい問題から逃げていることを,父親が自白しているように聞いています。父親が世間の不備を言い立ててばかりいると,子どもは世間とは不備だらけと思い込んでいきます。みんなずる賢く立ち回っているのが世間,だから自分も・・・と信じ込みます。
・・・・・《子どもには本物の人間を見せてやるべきですが!》

●生活をしていると,解決しなければならない問題や,取り組まなければならない課題に出会います。仕事上のことは子どもの目に見えにくいでしょうが,学校や地域に関わることは見えています。皆が作業しているときの父親の姿は,背中という大切なしつけです。ところで,父親が何かと理由を付けて逃れて好きなことに走ってみせると,子どもは言い逃れをしても構わないことを学びます。自分の得にならないことからは逃げてもいいとなると,とても生きやすくなります。
・・・・・《子どもは逃げを卑怯と感じるしつけを受けるべきなのですが!》



 この人と一緒に暮らせば幸せになれると信じて,暮らしてみると思いとは違っていたことがあります。どんなことであれ,思い通りに事が運ぶはずはありません。現実に沿って修正をしていくものですが,その途上では仲悪く互いを責めることから始まり,こじれると憎しみあうようになることもあります。そのとき,子どもは?

 《社会の基本単位である夫婦は,結婚したら出来上がるものではなく,一緒に作り上げていくものです。生まれも育ちも違う二人が溶け合って一つになるまでには,自我の溶融が起こるので,かなり激しい葛藤があるでしょう。それを乗り越える覚悟が結婚の誓いです。》

★落書き★

 空のオーケストラ,略してカラオケ。地方まわりの歌手が,生演奏のない場所で歌うときのために作った演奏テープのことをカラオケと呼んでいました。井上大祐氏が自分で演奏したカラオケテープと再生機を神戸の飲み屋にレンタルすることを思いついたのが,今のカラオケの発端です。素人が歌いやすいようにキーの高さを変えたり,うまく聞こえるようにエコー機能が付いていたためにまたたく間に全国に大流行しました。


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