*** 子育ち12章 ***
 

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「第 45-12 章」


『子育ちは 善いことをする 喜びを』


■非行化12秘訣■

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『非行化第12秘訣』

【子どもの努力をほめるべからず】

※子どもが良いことや努力をしてもほめるべからず。
むしろ,ごまかしや裏切りなど悪事をうまくやったら忘れずほめること。
(ほめ方の原則の否定)。


●子どもが手伝いをしてくれることがありますが,当たり前のことですから,ほめるということはしません。子どもって求めるばかりで,自分では何もしようとしません。何かをしても中途半端で役には立ちません。子ども本人はちゃんとしているつもりでしょうが,全然キチンとはしていません。ちゃんとしなさいと言い続けてきましたが,いっこうに効果が現れません。いつになったら言わなくてよくなるのか,先が思いやられます。
・・・・・《子どもは能力の階段を一段ずつ登っているのですが!》

●子どもをほめるようにしましょうという声が聞こえてきますが,ほめるようなことをしないので,ほめようがありません。この前,子どもの長所と短所を書き出すという調査がありましたが,短所はいくつでも思い浮かんだのですが,長所となると,ほとんど何も思いつきませんでした。一体子どもの長所って,どのように探したらいいのでしょうか。自分のものにはきれい好きですが,家のものは汚しても平気な子はきれい好きでしょうか?
・・・・・《子どもはあちこちにぶれながら育つのですが!》

○子どもは親の気持ちを乱さないように,妙に気配りをすることがあります。ある日,お料理を失敗した母親が,それを4才の娘におそるおそる出しました。「これおいしくない!」と言われるのかと思いきや,「きょうはママと2人だけだから,きっとにちようびみたいにみ〜んなで食べるとこれおいしいよ」となぐさめてくれました。母親は脱帽です。子どもは母親の日ごろの努力を見ているから,美味しくないことはないはずと言ってくれています。
・・・・・《親は真似されてよい行動をして見せる立場ですが!》

●セールスの人がやってきて,玄関先で友達と遊んでいた子どもに何か話していました。しばらくして戻ってきた子どもに,尋ねてみました。「おうちの人はいますか?」と聞かれたので,「いない」と言ったということです。ほめてやりました。これからもきちんと居留守を装ってくれるでしょう。普通には子どもは家のことをあれこれとあけすけに語るものでしょう。しかしながら今は,正直に話さないことがプライバシーの保護のために不可欠です。
・・・・・《子どもには嘘を嫌う気持ちを植え付けるべきですが!》

●普段お兄ちゃんに抑えつけられている妹が,ちょっとした悪さを仕掛けました。お兄ちゃんが大事にしていたカードが床に落ちていましたが,それを見つけた妹がポンと蹴飛ばしました。スーッと滑ってソファーの下に吸い込まれていきました。「知らない」とつぶやいて,いってしまいました。お兄ちゃんと顔を合わせても,黙っています。お兄ちゃんが困るのを見て,日頃の鬱憤晴らしをするつもりかもしれません。たまにはいいかもと密かに応援しています。
・・・・・《子どもは追い詰められると悪さに手を出すのですが!》



 子どもにも人間関係のねじれが起こります。大人の分別がない分,子ども間のねじれは日常茶飯事に起こるかもしれません。子どもの気分はころころと変わるので,関係は一瞬で豹変します。油断しているとひどい目に会う破目になります。子どもは結構苦労しているはずです。

 《子どもたちに,仲良くしなさいと,大人は言います。仲良くすることは,意識しないとできないからです。油断するとひどい目に会うのは,人は気配りをしないと,傷つけ合うことをしてしまうということを意味します。ひどい目に会うことを避けるのではなく,仲良くしようという気持ちを持たせるべきです。》

★落書き★

 浅い川で魚を捕まえようとしても,あっさりと逃げられてしまいます。水の中で泳いでいる魚はかなり速い動きをしますが,お互いにぶつかり合ったり,岩にぶつかることはありません。魚は目がいいからではありません。魚が岩にぶつからないのは,身体の側面にある側線によって,水流や水圧の変化を瞬時に読み取って,障害物を避ける動きをすることができるからです。そこで,視界が全く効かない濁った水の中でも自由に動き回ることができるのです。


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