*** 子育ち12章 ***
 

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「第 46-07 章」


『子育ちは 目指す目標 ひたすらに』


■有能化12秘訣■

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『有能化第7秘訣』

【目標力を育てよう】

●《願望》子どもはいろんなことをしたいと思っています。登りたい,走りたい,書きたい,読みたい,歌いたい,食べたい,触りたい。勉強ができるようになりたい,お母さんを喜ばせたい,犬を飼いたい,ゲームを買いたい,家を買いたい? 簡単に適うことなら,とっくにしているはずです。おいそれとできないから,願いになります。願いを持つかどうか,それが意欲の分かれ道です。そこで道を誤ると,「どうせできないから」と,あきらめの袋小路に迷い込みます。正しい道筋とは?

●《現状》願いと現実は乖離しています。したくてもできないという現実があります。今時の子どもの現実を見る目は,かなり鈍くなっています。例えば何かを作りたいという場合,素材や道具がすべて揃っていないと,できないと判定してしまいます。あれが足りない,これが不足していると言います。頭の中で考えることに現実を合わせようとします。発想が逆です。現実に発想を合わせることから,ことは始まります。足りないのは当たり前であり,足りないものを見つけること,それが,できる道への切符になります。

●《問題》現実を良く見て,何が足りないかを見極めたら,そこを補いさえすれば,ことは進みます。現実の中に潜む問題点を見つければ,手の打ちようがあると考えることができます。繰り返しますが,あれがないからできないのではなく,あれがないと分かったからできる,そう考える前向きさが意欲です。勉強の面で,どこが分からないか分からないという子どもがいますが,問題点を見つけ出さなければ,先に進むことはできません。そのときは,できるところまでやってみることです。つまずいたところが問題点です。

●《目標》足りないモノがあれば代替物を見つけること,力不足であるなら鍛錬すること,費用が不足なら節約して貯めること,問題を解決するためにすることを見つけます。そのすることが目標になります。努力目標というように,目標は努力が可能なすることです。願いを実現するために目指す目標を持つ,それが目標力です。何となく願っているだけでは,ことは成し遂げられません。することは何かを具体的化できなければなりません。子どもには少し荷が重いので,大人がサポートしてやりましょう。

●《継続》今時の子どもに足りないこと,それは根気です。何が何でもやり遂げるという根性です。ちょっとやってみてできないと,簡単に諦めます。ちょっとでできることしかやっていないと,成長は望めません。うまく事が運ばないことを,繰り返しできるまで続ける,それが目標に向けた努力です。実際には,一生が努力の継続なのですが,そこまで思わなくても,一つ一つの目標をクリアできるまで続ける,その生真面目さが必要です。見えないところで努力している,それが願いを実現している人の秘密です。



 人の活動は多方面に向かいます。だからといって,人一人が多方面で活動できるわけではありません。得意な分野と苦手な分野ができるのが普通です。できないことがあっても構わないのですが,それは条件付になります。割と良くできる得意な分野があること,いわゆる専門的な力を一つだけ持ち合わせていることです。それがないと,生き辛くなります。2番じゃダメですか,というくだらない発想は別として,身の回りの小さな社会で任せてもらえる力を備えた方がよいでしょう。

★落書き★

 幼児はちょろちょろと動き回ります。動きすぎるのではと心配にもなりますが,じっとしている方が心配なのです。幼児は心臓や血管の働きが未完成なので,心臓から押し出すだけでは血液が隅々まで行き渡りません。動き回って筋肉を伸縮させて,血管に圧迫を与えて,血液の流れをよくしています。特に下半身は心臓から遠く低いので,血液が停留しやすい。そこで,動き回って血流を良くしています。身体が求めているので,心配は要らないようです。


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