*** 子育ち12章 ***
 

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「第 63-06 章」


『子育ちは 自然と直に 触れあって』


■子育ち12教訓■

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『子育ち第6教訓』

【自然と調和する】

《まえがき》
 この子育て羅針盤では,子どもの育ちを6つの視点と2つの領域から理解することを目指しています。6つの視点とは,誰が育つのか,どこで育つのか,いつ育つのか,何が育つのか,なぜ育つのか,どのように育つのかという問に沿うものです。また,2つの領域とは,自分自身の育ち(私の育ち)と他者と関わる自分の育ち(私たちの育ち)という育ちの領域を想定しています。6つの視点にそれぞれ2つの領域を重ねると,12の論点が生じます。これが羅針盤の針路構成となります。
 この第63版では,遠い国のある祖父が孫たちに語りかけたアドバイスから,教訓として12のメッセージを,子育て羅針盤風にお伝えするつもりです。

《自然と調和する?》
 人は生き物として,日々を繰り返して生きています。朝起きて活動して夜に寝るという繰り返しです。それは地球の回転による一日の繰り返しに寄り添っています。心臓も肺も一定のリズムを刻んでいます。視点を変えると,人は時間の経過に完全に従っています。夜眠れないとか,朝起きられない,という時間の流れに乗れなくなると,それは生きていく障害になります。都会の生活は,起きていることを強いてくるので,命のリズムを壊す傾向があります。早寝早起き朝ご飯,それが命のリズムです。

 情報社会と呼ばれるものは,人が創り出した社会です。時空間を隙間なく埋め尽くそうとします。スマホやケータイを休止するという発想がありません。スマホは器械ですから休む必要はありません。人は器械ではないということを気付かせてくれるのが,自然との触れ合いです。自然は生きていますが,器械は生きてはいません。人は自然の仲間なのです。自然は日々変動しますが,器械は常に変わりません。木々や草花が生長するように,人も成長し続けます。子どもは自然そのものです。生きているから育つのです。

 自然と調和するためには,自然の調べを和むようにすればいいのです。仮想世界との和みはほどほどにして,身の周りにある自然と直に触れあっていれば,魂が潤ってくるはずです。自然の何が楽しいのかという感覚が湧いてくるなら,自然に対するなじみがなかったせいでしょうが,早めに目を転じて風を感じることです。人工環境で育っている今の子どもたちは体温調節機能が衰えて,暑さ寒さに対応できなくなっているということです。生きる力,魂の活力は自然との触れ合いの豊かさに比例して身につきます。



 子ども110番の家というパネルを,玄関前に掲出しています。これまで,子どもが飛び込んできたことはありませんが,何よりです。PTA等が依頼してくるのですが,それぞれの近くの子どもたちとの顔合わせがされていないので,子どもたちも飛び込みにくいかもしれません。登下校時に家の前に立って,声かけなどをして触れあえばいいのでしょう。知らない人ではなく,顔だけでも知っている顔見知りの人になることが大事です。皆さんの地区ではどのような取り組みがされているでしょうか?

★落書き★

 5月の第2日曜日は母の日です。アメリカの少女が亡くなった母親の命日にパーティを開き,母を偲びました。そのときに霊前に白いカーネーションの花を供えたのが始まりです。カーネーションの花が選ばれたのは,花言葉が「母の愛」だったからです。聖母マリアがゴルゴタの丘に向かうイエスを見て流した涙がカーネーションの花になったという伝説があるそうです。アメリカでは花を子どもが胸に付けますが,日本では母にプレゼントします。花屋さんの営業戦略で,プレゼントの方が花束で売れるからです。


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