*** 子育ち12章 ***
 

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「第 80-07 章」


『子育ちは 選んだ道を 着実に』


■子育ち12進路■

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『子育ち第7進路』

【ほめれば,素直な子どもに育ちます!】

《まえがき(毎号掲載)》
 子育て羅針盤では,子どもの育ちを6つの方向と2つの領域から考察します。6つの方向とは,誰が育つのか,どこで育つのか,いつ育つのか,何が育つのか,なぜ育つのか,どのように育つのかという問題視座です。また,2つの領域とは,自分の育ち(私の育ち)と他者と関わる自分の育ち(私たちの育ち)という育ちの領域を表します。6つの方向にそれぞれ2つの領域を重ねた12の論点が羅針盤の基本的な考察の構成となります。
 この第80版では,子どもたちが育ちに向っていく上でより望ましい向きに育ちの歩みを踏み出す契機について考えてみます。ただ闇雲に育てばいいのではなく,育つべき道に沿って育っていくことができるように,親が子どもを12の指標に向かう出発点に導いてやることができるはずです。心豊かな子に育ってという親の願いに対して,子どもは自分はどうすればいいのと問いかけています。それなりに指導や助言をすることになりますが,それだけで十分か,他にしておくことはなかったかと迷うことがあります。全体を見渡す指標として参考にしてください。

《ほめてやる!》
 もう一人の子どもが成長してくると,経験を元にして,自分の価値体系を組み上げていくようになります。はじめは,ママに叱られたからわるいこと,ほめてもらったからいいことと覚えていきます。友だち遊びの中でも,楽しさやいざこざの経験から,人づきあいの価値を弁えていきます。間違えないことが大事なのではなく,間違えたことをちゃんと記憶して,二度と繰り返さないようになることが着実な育ちです。

 しつけの方法として叱るとほめるがあります。叱るのは×であるときですが,子どもは未熟ですから,いつも叱られっぱなしになります。当たり前のことができたら,ちゃんとほめてやることです。特別よいことでなくていいのです。○をたくさん付けてやることが,子どもの育ちへの応援になります。ほめて育てろといわれますが,育てることはほめることと同義であると考えた方が正しいのです。×でなかったら,すべて○ですよ。

《素直になれる!》
 大人には,直に会うときはにこやかにしていても,陰では何やかやとこき下ろしているような嫌な面があります。全く素直ではありません。そのような大人の陰を見たとき,子どもは自分の素直さに照らして大人は汚いと思うか,大人だってしていると素直に見習うか,二つ道です。どちらも素直さからする選択になります。陰日向のないママの姿が子どもには頼りになる道標ですから,迷い道に導かないようにしてください。

 叱られるとふてくされ,やけっぱちになります。ほめられると気持ちがよくなり,がんばるようになります。自分の育ちがほめられる向きに進んでいるという確信が,子どもの素直さを育てます。これでいいんだという気持ちを持てると,余裕が生まれ,ママの言うことも素直に受け入れることができるようになります。叱りつけて無理矢理しつけても,すればいいんでしょという気持ちを育てるだけです。不快感に襲われ,よろこびがないからです。


 コロナウイルスが蔓延している都会から,穏やかな田舎に帰省すると,コロナが来たと忌避され阻害されるという空気が漂っているようです。不安があると安心を求めて,回避行動だけではなく,排除行動も発動します。一方で,周りから忌避されるかもしれないと憶測すると不安になり自粛してしまいます。控えめにという暮らしをいつまで続ければいいのでしょう。用心を忘れないで,ぼちぼちと日々を過ごしていきましょう。ウイルスだけを怖がって・・・。
★落書き★

 自粛:自分から進んで行いや態度を慎むことです。自重:言動を慎んで軽はずみなことをしないことです。自戒:自分の言動を自分で戒め慎むことです。自分や自己などの言葉があります。自らと読みが変わると私の意の古語になります。みずからとは,身+つ(助詞)+から(それ自体)が語源です。自分の身体自体の意です。漢字の自は,前から見た鼻の形をそのまま文字にしたものです。身振りで自分を指すとき,人差し指で鼻を指さしますね。ちなみに,鼻を表す自が自分を指すようになったので,別に鼻という文字ができたようです。


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