《第7章 終わりの章》

【7.4】結  び

 多くの人に教えて頂いたことを整理するために,一つの尺度を想定しました。何かを信じていなければ生きられないという弱さから,「愛」という概念を頂点とするバベルの塔を建ててみました。いくばくかの落ち着きを取り戻しました。そのプロセスを紹介してきたつもりです。心が向かっている方向を描き出すことができたと思っています。ただこの心温計は設計図です。日々常に上位に心温を維持できるように努力し続けなければなりません。
 子育てという営みを借りて自己実現をするチャンスを与えられたことは,親の至福であるのかもしれません。旅はこれからも続きます。