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《3.2》 もう一人の子どもは,どんな母乳を飲みますか?
母親がおしゃべりな理由は,子どもに言葉を教える先生だからだそうです。子どもには第二の誕生があると述べましたが,それに付随して第二の母乳が必要になります。もう一人の子どもの母乳とは母国語,つまり母の豊かな言葉です。
言葉づかいと言えば敬語が思い浮かびます。家庭で子どもは「ご飯」,父親は「お茶」と単語で済ませています。母親に「お茶がどうかしましたか」と切り返されます。単語はぽんと放り出されて,相手にきちんと向けられていません。言葉はコミュニケーションの道具ですから,誰に向かって言っているのか明らかにすべきです。敬語が使えない原因は言葉を相手に向けるしつけがされていないからです。家庭での言葉づかいが課題です。
答 「もう一人の子どもは,母の語る豊かな言葉を糧にしています」
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