【父親と母親】
16.しつけの甘さ?
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1.たいへん甘い 2.まあまあ甘い方 3.あまり甘くない方 4.きびしい方
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「しつけが甘い」と思う親は,初回,前回,今回と比べると,それぞれ父親が48.5%,61.2%,61.5%,母親が45.3%,53.4%,54.6%であり,増加傾向にあります。
男女別では,父親が女子に甘くなっているようです。
学年別では,両親共に学年とともにわずかに甘くなっています。
しつけの自信がない親は,しつけが甘いと自己評価しています。また服装髪型や言葉遣いの注意をしていない父親は,甘いと思っているようです。
校則違反の服装髪型や乱暴な言葉遣いに対して何も言わない親は,子どもに甘いと思われていて,しつけが甘いと思う親は子どもにもそう思われています。
しつけの甘さについては,平成5年の急増が特徴的です。叱るのではなく穏やかに注意したり,悩みのない状況では,厳しくしようがありません。甘いという親の自己評価は,自分がしつけにあまり関与していないということへの反省かもしれません。無関心さを甘いと取り繕っているような気もします。意図的に甘くなっているのならいいのですが,結果的に甘くなっているということでしょう。