【父親と母親】
17.子どもの世話?
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1.たいへんよくしている方 2.まあまあしている方 3.あまりしていない方 4.ほとんどしていない
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「世話をしている」と思っている親は,父親が前回36.0%,今回44.9%であり,母親が前回63.0%,今回77.2%であり,ともに急増しています。
男女別では,父親が男子に49.6%,女子に40.5%,母親が男子に79.1%,女子に75.4%であり,両親とも男子の世話をやいているようです。
学年別では,大きな違いは見られません。
父親では,朝起こしたり,手伝いを忘れたときに注意したり,将来人生の話をしたり,よその子を引き合いに出したり,しつけの学びをする親ほど,世話をやいていると思っています。母親では,そのような傾向は見られません。おそらく母親にとっては,世話をするということとしつけとは全く別のことになっているものと思われます。
世話については,平成5年よりも平成10年に大きく変化が現れています。5年には子どものしつけの面で親が離れているという傾向が多々見受けられましたが,保護者としての世話だけはきちんとしていたということになります。さらに10年になって,親が子どもから心情的にもさらに離れていこうとしているとき,その埋め合わせとして十分な世話をしようとしているのではないかと感じ取れます。親はどこに行こうとしているのでしょうか?