|
【考察上の6ポイント】
[5]良い疑問文を作れ。
●分からない所が分からない?
分かるための方便は「分けること」であり,
分ける尺度を見つけることである。
例えば,スイカは野菜か果物か?
:木になるのが果物という尺度を見つける。
○疑うこととは,分ける基準を問うことである。それが発想を変える。
「子どもを見守る」と言いながら,見張ってはいないか?
:この問からしつけが分かる。
組織の目標と目的という言葉は明確に区別して使われているか?
考えるとは良い疑問文を得るためである。
良い疑問文には必ず答があるからである。
※一つの方法は比較対比の方法。
似たものの違いを明らかにすれば,尺度が見つかる。
[6]全体像を描け。
●箇条書きに要点をまとめて,不安は無いか?
組織を動かすには全体に気配りをする必要があるが,
全体とはどういうものか?
例えば,「三つにまとめると・・」と言うとき,
何故三つなのか,他にはないのかと疑え。
○光の3要素,肥料の3要素など,すべてが生み出せる要素群を。
とりあえずは,相対する二つにプラス1を追加してみる。
夫婦に子どもをプラスすれば家族になる。
よい子わるい子にふつうの子を追加すれば全部になり,
よい子わるい子が見えてくる。
※考察の助っ人は,古来,5W1Hの6項目である。
三人寄れば文殊の知恵と言われています。それは視点の広がりが得られるからです。考える材料が追加されてより大きな枠組みができるために,新しい見方を迫られるからです。人の意見に耳を傾けるのも,より大きな考察をしようという衝動からです。自分の考察の場を豊かにするためのヒントを提供してきました。例示は特殊ですが,やり方は普遍的です。参考にして下さい。
|
|
|