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●「赤が止まれの合図になっている理由は?」
ママと一緒に歩いていて信号の所にくると,「赤になったら止まるんですよ」と,いつも言います。分かってるけど,「ウン」と返事をしています。でもときどき思います。「どうして止まれが赤なの?」。
赤は血の色,炎の色だからです。人は血の色を見るとギクッとします。生き物として本能的な危険を感じます。また,火に対する恐怖心も強く潜在しています。このように赤色は気分的に危険と結びついています。
人が見ることのできる色は赤から紫の間,いわゆる虹色ですが,赤色と紫色は目の感度のぎりぎりの色なので,目が無理をすることになりかなり緊張を伴います。それだけにインパクトが強くなります。赤色を見続けると疲れるのはそのためです。因みに,目が最も楽に感じ取れる色は緑色です。緑を見ると和むのは目が無理をしないということも一因です。
この赤色は空気中でより遠くまで届きます。日が沈むときに赤い夕焼けが見られますが,青い光が途中で無くなって,赤い光だけが届くからです。夜の火事が近くに見えるのもそのためです。危険信号としては遠くまで届いた方がいいので,赤信号になっています。
ママに聞いたら,「赤は止まれということになっているの」と言われそうです。パパに聞いてみようかな?
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