***** 暮らしの雑学 *****


●「考えるとき顔を左に向ける理由は?」

 ママはいつも捜し物をしています。「あれはどこに置いたかしら?」とかなんとか言いながら,あっちこっちをウロウロします。「何を探してるの?」と尋ねても,「いいから黙っていて」と頭をちょっと左向きにして考えています。どうしてなんでしょう?

 考え事をするときに正面を向いている人は少ないそうです。右向きか左向きに頭を傾げて考える癖に分かれています。左脳は理論を,右脳は感受性を支配しています。さらに,左脳は右半身を,右脳は左半身を動かしています。人の身体は左右の働いている方が前に動くという機構になっています。

 右を向く癖のある人は数学や科学に堪能で,左を向く癖のある人は音楽や文学が得意ということになります。捜し物をするときは推理しなければならないので,左脳を使った方がいいのですが,ママは逆を向いています。だから,いつまでもウロウロするんだと思いま〜す。

 ところで,パパは上を向いて考え事をします。さすが! 右と左を両方とも使っているんだ。それに上を見れば余計なものが目に入らなくて,雑念を取り込まなくて済むみたい。

 おじいちゃんは上を向くとツボが刺激されて頭の血の巡りが良くなるって言ってたけど,それもあるかも? どれが本当なのか,どっち向いて考えようかな?