***** 暮らしの雑学 *****


●「野菜サラダにドレッシングが合う理由は?」

 ママは野菜サラダをよく作ります。作るといっても切ってちぎってドレッシングをかけるだけですから,ボクにもできます。キュウリやニンジンがいっぱい入っているので,好きではありません。ピーマンなどが入っていると最悪です。パパはドレッシングがイヤだと言ってマヨネーズをかけていますが,ママはイヤな顔をしています。どうしてなんでしょう?

 キュウリやニンジンは野菜サラダには彩りとして必要ですね。野菜同士なので相性に問題はないと思われます。ところで,キュウリやニンジンにはアスコルビナーゼという酵素が含まれています。この酵素が問題なのです。一緒に食べた食物のビタミンCを酸化し破壊する作用を持っているからです。サラダにトマトが入っているとその豊富なビタミンCもキュウリやニンジンとの食べ合わせで全滅してしまいます。ピーマンやパセリも同じ影響を受けます。

 ニンジンと大根の千切りサラダも駄目です。ところが昔からニンジンと大根の酢の物があります。これが救いになります。アスコルビナーゼは酢に弱いのです。ですから,酢の物や酢の利いたドレッシングを使えば,ビタミンCの破壊は防ぐことができます。もちろん,熱を加えても大丈夫です。

 マヨネーズもお酢が入っているそうですからいいのかもしれません。でもボクは酸っぱいのは嫌だから,炒めてもらった方がいいみたい?