よりぬき 電鉄G’sMagazine

「旅」の巻

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旅行記中心です。旅先での奇妙なこととか。


各記事タイトル前の■は、外部からのリンク用アンカーです。
タイトル 掲載年月日
〆□ンブックス全店訪問達成 2004/08/10
外を歩けばネタに当たる 2004/10/19
神岡鉄道降り潰し(その1) 2004/11/16
神岡鉄道降り潰し(その2) 2004/11/17
神岡鉄道降り潰し(その3) 2004/11/18
神岡鉄道降り潰し(その後) 2004/11/18
旅日記(九越フェリー) 2004/11/20
旅日記(ニューれいんぼうべる) 2004/11/21
旅日記(博多上陸) 2004/11/21
旅日記(三角から島原) 2004/11/30
C67-1の記(その1) 2005/01/05
C67-1の記(その2) 2005/01/06
16年冬季の18きっぷ使い切り 2005/01/17
岐阜駅前 2005/02/06
名鉄空港特急 2005/02/06
中部国際空港駅 2005/02/06
テクノスーパーライナー「希望」に乗ってきた 2005/07/14
旅日記(ぶらり奥羽本線) 2005/08/23
常磐新線に乗る 2005/08/30
常磐新線を降りる 2005/08/30
キングオブ一般道路線バス 2005/09/17

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テクノスーパーライナー「希望」に乗ってきた

ちょいと東海道を進む用事があって、清水〜下田を海路で移動してみた。

とりあえず、こちら↓を参照するべし。
http://www6.ocn.ne.jp/~tslkibo/

超高速フェリー(テクノスーパーライナー)の実験船として旧・運輸省が開発を進めた「飛翔」。
現在は静岡県が購入、「希望」と命名されて防災船として有事には被災者や資材の輸送の任務を負うほか、平時は一般客の輸送を行っている。
乗り物好きとしては、是非とも乗ってみたいものである。

まずは、清水駅から。
フェリーのりばまで約2キロ、歩けなくも無いが時間に余裕がないのでバスにする。 ついカッとなって買ったパサールカードの消費も兼ねているが(笑)

バス停・フェルケール
「波止場フェルケール博物館前」というところで下車。フェリーのりばまではちょっと離れている。徒歩5分程か?

案内看板
ぶらぶらと移動。

途中、こんな碑が。
次郎長宅跡

ターミナルビルの窓口で乗船券を購入。¥3,500也。9:00発、下田まで100分。
車両の航送はもちろん、徒歩乗船(人間だけ)でも早目に手続きをしなければならない。遅くとも30分前には到着すべし。
空いている日ならば、予約なしでもOK。

乗船券にはこんな注意書き。

災害発生時等に防災船としての出動命令を受けた場合には、最寄りの港へ入港し、乗船の皆様方に下船していただくことがありますので、御了承ください。

まずは、船体を撮影。
TSL希望

右舷の開口部が、車両及び人の積み込み口。

超高速航行のカギ、特徴的な船首。
希望・船首

積み込み口、内部から。
積み込み口

カーデッキ(車両甲板)。
カーデッキ

客室はこんな感じの椅子席。
客室

乗客数は20名程度でガラガラ(汗)

9時、出港!
出港
手前は船内限定販売のテレホンカード。1枚¥1,000。

清水港内は20ノット(37km/h)の低速モード。といっても、普通のフェリー並みの速さ。
港を出たところで、エンジンの音が高まり、「高速航行に移ります」との放送。船内のスピードメーターの数値がどんどん上がる。そして右に左に上に下に揺さぶられ始める(笑)

前日の静岡県内は大雨で大変だった。清水では晴れていたが、海上は小雨でガスッており、波が少々高い。

いやぁ、だいぶ傾きますなぁ。
まぁ、船内を歩けなくもないし、椅子に普通に座っていられるので、どぉってことはない。
欠航になるほどの波ではないのだろうし、どこかにしがみついていないと危険、なところまでいかない。
あ、念のため言っておきますが、船に乗り慣れない人は吐くかもしれないですよ。
個人差については責任持てません(爆)

売店のおねぃさんに尋ねてみると、「いつもより余計に揺れておりま〜す」(一部脚色)とのこと。
飲物冷蔵ケース内の缶は横倒しになり、扉が開かないようにバンドが巻かれている。

10時過ぎ、陸地が見えないが、伊豆半島を回り込んだようで波に対して順方向の進路となり、いくぶん揺れがやわらぐ。速度もやや上がる。

スピードメーター
船体の揺れのためブレてしまいましたが、80.2km/hを指しています。
全没型水中翼船(商品名:ジェットフォイル)と同等の速度で、車両航送も可能なのがTSL。
……この揺れで“積荷”のクルマは大丈夫なんだろうか???

下田港が近付き、10ノットの安全速度に落ちたところでデッキへの扉が解錠される(高速航行中は出入り禁止)。

下田港へ

下田港着岸。10分程度の遅れ。
乗客からは「もう嫌だ」なんて声も。
……「揺れが少なく快適」という感想をよく見かけるのですが。
「荒れた海でも安全」とも謳われており、どの程度まで事実なのか私には計り兼ねますが、少なくともこの日は素人向きではなかったとだけ言っておきます。

着岸
左舷からタラップが下りているが、下田からの乗船用?
下船は船尾からでした。

伊豆急下田駅へのバスが連絡しています。徒歩でもたいした距離ではありませんが。
蓮台寺駅

以降は乗り鉄モードでーす。

2005/07/14

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旅日記(ぶらり奥羽本線)

羽越[うえつ]本線から奥羽[おうう]本線を進む。

天童駅ホーム

天童[てんどう]で下車。
……18きっぷ使用で特急には乗れませんが、普通列車にこだわっていては先へ進めないので、若干の支出が伴うものの、「つばさ」で中継ぎ。

天童駅舎

なかなか立派な橋上駅舎。
天童と言えば、将棋の駒で有名。駅の1階に「将棋資料館」が設けられています。ちょっと途中下車で見学できるのがいいですね。(私は、寄るつもりが↓でゆっくりし過ぎたため、時間がなくなってしまいました)
徒歩15分程のところに「天童市立旧東村山郡役所資料館[てんどうしりつきゅうひがしむらやまぐんやくしょしりょうかん]」というのが目に留まったので、行ってみました。

旧東村山郡役所資料館

明治12年に建てられ、昭和61年に復元された、山形県指定有形文化財となっている歴史的洋風建築。ちょっと小高い山の中腹で、「お役所」の威厳を漂わせています。
入館料、一般¥200。幕末から明治初期の天童に関する展示が豊富。
織田信長の次男である織田信雄[のぶお?のぶかつ?]からの織田家宗家が、幕末に天童を治めていた天童藩主だったとは、うかつにも知りませんでした。

天童駅に戻ったら、コンコースにこんなものを発見。

宇宙めだか
「宇宙めだか」

平成6年に日本人宇宙飛行士の向井千秋さんがスペースシャトルに乗せ、無重力環境下で産卵・ふ化したメダカの子孫だそうです。
なぜここに展示されているのかわかりませんでしたが、まったく、旅先には思いがけないものが待っている。


峠駅ホーム

峠[とうげ]駅に下車。
赤岩[あかいわ]、板谷[いたや]、峠、大沢[おおさわ]と4駅連続のスイッチバック駅として知られた区間ですが、ミニ新幹線化でスイッチバックは廃止。
スイッチバックの名残を残すスノーシェッド(雪覆い)内にホームが設けられています。

ホームから引込み線跡のスノーシェッドを抜けると、駅前広場。

峠駅前

にわかに大雨となって、よく観察できませんでしたが。

峠駅案内図

旧駅と現在のホームの位置関係がわかる案内図。

峠駅時刻表

時刻表。
多いなぁ、と感じるのは錯覚です。多分。
女鹿と比べたら。

峠の力餅

信越本線の「横川の釜飯」ほどの知名度ではなかったものの、スイッチバック時代の名物、「峠の力餅」。
どれほど売れるのか知る由もありませんが、昔ながらの立売がいまでも。
「ちからぁ〜も〜ち〜ぃ」の美声がホームにこだましていました。
12個入り1箱、税込み¥1,050。

到着1

到着2

次はどこへ行こうか……

2005/08/23

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常磐新線に乗る

巷で話題の、新規開業の鉄道を乗ってきました。

「つくばエクスプレス」とかいう、頭悪そうで長ったらしい名称は書きたくないんですが。
「首都圏新都市鉄道株式会社」という、お役所ライクな会社名も打つのがメドイし。
てことで以下「TX」と略(ぉ。

始まりはいつもここから。
太陽は微笑みかける。次の駅で降りてみようか?FLY AWAY WITH YOU! あゝ上野駅
#D52の改造だとかの詮索禁止(爆)

ウホッ、いいカマ。
EF60 19
EF60 19

……ゃ、目的地は秋葉原です。

って、どこで降りてんだか。
牛久ホーム

牛久駅舎

牛久駅名標
常磐線の牛久です。

こっから、バスに乗るです。
バス停

1日ーーーーー!1本ーーーーー!! てなんか栄養ドリンクのCMみたいですが。
1日1本
時刻表の拡大写真はこちら

バスに乗車。

バス前面

バス車内
セミクロスシートに板張りの床。

なんか国立の農林系で研究所な名称の停留所が多いなぁ、と思っているうちに終点のつくばセンター着。

いよいよ本番、TXに乗車。
つくば駅

地下の駅へ。
記念パスネットカードは売り切れで買えませんでした。

出札窓口にて。
収集ヲタお断り

ワロタ。
……理不尽な乗車券の買い方をしようとする収集ヲタ対策とみた(笑)

つくばからだと、「快速」と「区間快速」がある。
区快停車駅

快速を1本落として区間快速に乗車。
守谷から各駅停車に乗り換えようとも思ったが、乗り換えてかぶりつけなくなるのも難なので、乗り通すことにする。
せっかく高い金(つくば−秋葉原¥1,150)を払うんだから、できるだけ長く乗った方がお徳でしょ?(マテ)

地下から、高架線へ。
速い速い。さすが、最新の高規格路線。整備新幹線のスーパー特急方式(新幹線規格新線)はこのような感じになるのだろうか。踏切なしで、ミニ新幹線(在来線改軌)とは比べ物にならない。
すれ違い

山野を突っ切って、駅周辺が未開発だったりでますます新幹線ぽい風景。
駅によって、ホームで列車を待っている乗客数がすごく多かったりガラガラだったりで面白い。
混んでいる駅も、大半は開業特需によるのだろうけど。

ACモード
ボケボケで判り難いですが、交流(AC)モードで〜す。

にまんぼると
判り難いと思いますが、交流(AC)電圧計が22kVを指しています。

死電区間
依然として判り難いと思いますが、守谷駅手前の交直セクション通過ちう。

せんごひゃくぼると
すごく判り難いと思いますが、交流電圧計は0V、直流(DC)電圧計がだいたい1,430Vあたりを指しています。

DCモード
落ち込まないで直流モードにょ〜♪(ぉ

うぇるかむとぅ、うぇるかむとぅ、うぇるかむとぅ、あきばはーら
あ、あ、あ♪秋葉原

上野から4時間かけてTXの乗り潰しを終了したわけですが。





まだだ。
まだ、終わらんよ!

(続きます)↓

2005/08/30

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常磐新線を降りる

「つくばエクスプレス」とかいう、頭悪そうで長ったらしい名称は書きたくないんですが。
「首都圏新都市鉄道株式会社」という、お役所ライクな会社名も打つのがメドイし。
てことで以下「TX」と略(ぉ。

前の記事↑からの続き。
完乗を果たしたわけですが、全駅下車という目標もありまして。

まだまだいくよ〜ぉ!巫女みこナー(略)

こ、これが秋葉原駅?

営団東京地下鉄の日比谷線で1駅。
メトロ仲御徒町駅

ちょいと歩いてTXの新御徒町へ。
TX新御徒町駅入口

TX新御徒町駅ホーム

浅草下車。

TX浅草駅入口

東武の浅草駅へ移動。
TX祭り(?)

浅草寺参道

新仲見世

寿司屋通り

浅草寺の仲見世でも。

仲見世1 仲見世2

焼きたてのアツアツせんべいをかじったりしつつ。

せんべい

東武浅草駅

東武で北千住へ。
メトロ日比谷線で南千住。

メトロ南千住駅

TX南千住駅

TX北千住駅ホーム駅名標

TXの南千住北千住を乗降。

北千住から再度東武伊勢崎線に乗り、五反野[ごたんの]へ。
テクシー(徒歩)でTX青井[あおい]駅を目指す。

東武五反野駅

五反野駅前

北口?から通りを進み、六叉路で右斜めの道へ。

六叉路

四家交差点

「青井兵和通り商店街」方面に右折。

右折、青井兵和通りへ

おお、ここでもTX祭りが。都心へ出るのがグッと便利になったからでしょうね。

青井兵和通り商店街

ちょっと広い交差点に出たところで、右に。

青井駅上

TXは地下区間のため、駅はこんな感じ。

TX青井駅

1駅乗って六町[ろくちょう]で下車。ここも地下駅。

地上はこんな。

TX六町駅

メトロ千代田線の支線、北綾瀬駅が案外近いらしい。ただ、間に流れている綾瀬川をどう渡るかがネック。

暑かったので、バスで竹ノ塚へ逃亡(ぉ

東武竹ノ塚駅

半分も降りてないぞ、なにやってんの。

乗るだけとは違うのだよ、降りるということは!

……認めたくないものだな、加齢による体力切れというものを(爆)

2005/08/30

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キングオブ一般道路線バス

新宿と博多とを14時間で結ぶ「はかた号」を筆頭に長距離路線バスは全国に多数運行されていますが、高速道路を使わず100km以上走る路線となると、そうそう多くはありません。
だいたい長距離バスは鉄道の敵であったりするので、私はほとんど利用することがないのですが。行き止まりの鉄道路線からの抜け道として使用する以外は。
ていうか、とことん鉄道に乗って、バスは鉄道を補完すべきものという思想があるわけで(笑)

さて、日本最長の一般道路線バスとして有名な路線があります。鉄道の通っていない(計画が実現されなかった)こともあり、乗車してみました。

紀伊半島の南、三重県境に接する、和歌山県の新宮[しんぐう]。この駅前から熊野山地を越え、奈良盆地へと向かうバス。

新宮駅前

時刻表

バス側面表示

バス前面

「特急」ということになってますが、特急料金はかかりません。通過するバス停も少なく、各停と大して違わない快速、みたいですが、まぁそこは「格が違う」ということでしょうか。
尤も、途中のバス停で乗降する客が少なく、ほとんど実質的に通過していくので誇大広告でもない、と言い添えておきますか。

バス車内

車内は2+2の観光バスタイプ。トイレはありません。

乗客1人で発車。
運ちゃんに「どこまで?」と訊かれて「終点まで」と答えますが、物好きな客が多いのでしょう、驚く風もなし。

停留所案内のテープに、ところどころ観光案内が入るのも、ただの路線バスではない。

新宮市内を抜け、和歌山・三重県境を流れる熊野川に沿って紀伊半島の奥へと進みます。新宮からだと概ね右側が景色が良いでしょう。
私が乗ったときは雨で視界が利きませんでしたが。

乗客数、概ね2人。短距離客の入れ替わりがあるものの、ほとんど空気輸送。
1時間半ほどで「熊野本宮前」に到着。一般道路線バスには異例の「トイレ休憩」を取ります。
雨は降り続き、山道は険しくなるので運転士から「この先、大雨で規制がかかると打ち切るよ、引き返せなくなるかも」などと言われたり。

集落の中の、乗用車同士でもすれ違い困難な細い道。つづら折りで急勾配な山道、でも青いオニギリ。自動車が走られる国道ではあります。そんな道を、巧みなハンドルさばきで進みます。

一層、山が深くなって和歌山県から奈良県へ。
十津川[とつかわ]温泉で2回目の長時間停車。乗客はトイレへ運転士は休憩所へ。

十津川温泉バスターミナル

温泉のお手洗い?
バスターミナルに小さな温泉も。



雨は上がり、立ち往生の心配はなくなった渓谷の谷底の道路を進みます。靄がかかったりで、景色はなかなか。絵には描けない、写真に撮れない美しさ。



1時間ほど走って、上野地[うえのじ]というところで3回目の大休止。
運転士が、この先の吊橋を是非見て来い、とおっしゃる。
それなら、と、行ってみました。

谷瀬の吊橋

「谷瀬[たにぜ]の吊橋」というもので、日本一だそうです。

……日本一は明石海峡大橋のような気がするが、と野暮なことを考えてはいけません。
歩行者専用橋で、川からの高さは54mとのこと。
検索をかけるといろいろと出てきます。

昔から水害の多い地域で、特に明治22年の大水害では、被災者の北海道への移住もあり、現在の札沼線終点の新十津川(村)の由来でもあります。
そういった経緯があり、昭和29年に思い切った工事でこれだけの橋ができたとのこと。

渡ってみました。

吊橋の途中

結構長いです。

定員20名

……100人くらいは並べそうですが、某物置みたいにはいかないようで(笑)

ふと思ったが、切符を買ってはいないし始発で整理券を取っただけ。なのに、これって、途中下車だよなぁ……
このまま行方をくらましたらスゴイただ乗りになるなぁ、って車内に荷物置いて来てるよ!(爆)

バスはガラガラですが、ここでは観光客の姿が。
土産物屋もあって、奈良名物の「柿の葉寿司」が売られていたので買い求めました。新宮からずっと食いっぱぐれ(笑)

曜日のせいか時間帯のせいか、観光客も地元客もわずか、相変わらずガラガラのバスが山を越えていきます。



「ここを越える国道が整備されるまで十津川村は日本の秘境だった」なんてテープが流れた天辻[てんつじ]峠を過ぎて、西吉野[にしよしの]村へ。山奥から緩やかに開けた山麓の村という感じで、乗客もポツポツと増えてきます。

この先の五條[ごじょう]から新宮を結ぶ鉄道として工事がおこなわれた旧国鉄・五新[ごしん]線。途中まで路盤が完成したものの未成線となり、国鉄バス専用道として使われた構築物をところどころに見えてきます。
国鉄から西日本ジェイアールバスとなり、近年JRが撤退しましたが、1日数本は専用道を走る奈良交通の路線バスはあるようで、再訪して乗ってみたいところです。

バスは山を下って平地へ。狭い道に入って、JRの和歌山線、五條駅前に乗り入れます。そこから五條バスセンターへ。
約2時間ぶり、4回目の長時間停車。

御所[ごせ]、高田[たかだ]と進み沿線風景が都市化してきて、すっかり都市近郊バスみたいになってきました。短距離客の乗り降りも頻繁に。
「特急バス」は何故か全バス停に停車するようになります。都市部ではスッ飛ばし、田舎で各停となるのが一般的ですけど、逆パターンです。
道路も混雑するようになって、ノロノロに。

定刻より数分の遅れで、終点、近鉄の大和八木駅に到着。
広場のない駅前のバス停に横付け。

終点までの運賃表

通ったバス停、100以上。
5千円もの運賃を支払い、下車。

八木駅まで¥5,350

6時間乗りとおしたクルマをしげしげと眺めて感慨にふける……間もなく、乗客を全て降ろしたらすぐに引き上げていってしまいました。
やや慌しい幕切れでちょっぴり寂しくもなりましたが。旅気分を盛り上げるなら逆方向が良かったのかもしれません。

私はただ座って、時には居眠りもしてみたりの6時間でしたが、運転士は交代なしでずっとの乗務でした。どうもお疲れ様でした。
楽しい旅の提供にただただ感謝。この後もご安全に。

2005/09/17

「旅」の巻、完。

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