私の知る限りのテミル/RPOでハズレのCDはありません。どれにしろ面白さがあります。そんなRPO録音をご紹介しますと、 1、ラフマニノフの2番(ズィコフさんにも買わせて面白いと言わしめた) 2、ハチャトゥリアンのスパルタクスの抜粋とガイーヌ組曲 以上がEMI時代。この後RCAと録音契約を結んだので次からはレーベルが同レーベルに変わる。 3、チャイコ全集。余白には、白鳥湖の組曲、フランチェスカ、スラヴ行進曲、「運命」、イタ奇、ロミジュリとほぼチャイコの主要作品がそろう。このうち私は、特に1番、運命が好きで、某委員長には内緒だが、運命に関しては、実はスヴェ●●ーノフより言いと思っている。 4、ストラヴィンスキーのバレエ三部作、プルチネッラ組曲、妖精のキス(持ってない)。火の鳥は昔、持っていたが余り言い演奏だと思えずに売ってしまった。今からすればもったいなかった。 5、くるみ割り人形全曲。余白にオネーギンのイントロダクションとワルツ、ポロネーズを収録。手加減なしに鳴らした、くるみ割りもいいけどオネーギンのほうもよかった。 6、ベルリオーズの幻想交響曲、「ベアトリーチェとベネディクト」序曲、「海賊」序曲。一聴するとたいしたことないのだが、よくよく聴いてみるとどこかフツーではなく「濃い」。 7、ムソの展覧会の絵、ホヴァンシチナ序曲、死の歌と踊り。 あと協奏曲が少々。ショスタコのVn、Vc、プロコのVn、ブラームスのVn・二重協奏曲。
ちなみに、テミルのデンマーク放響を振ったシャンドスのCDは必聴。特にくるみ割の第2幕抜粋は涙ちょちょぎれんばかりにきれい。確かズィコフさんと初対面のときに、このCDいいですよねと意気投合した記憶がする。
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