HOME

 

   2014/5/31    みーしゃのホワイトアスパラ   

有楽町のヴィノスヤマザキでオリーブをつまんで
カヴァと白ワインを2杯ひっかけてから、みーしゃへ。

今日はastrothファミリーとМ女史とお食事です。
この時期に必ずいただく、ホワイトアスパラを食べにきましたよ。
前菜は、ポテサラ、オイルサーディン、あさりのブルギニョン、セロリのスープ煮、、

 

冷たいそら豆のスープ。
ホワイトアスパラだけでなく、こちらもこの時期のお楽しみ。
おいし♪
これを飲むと、かまこ姐さんを思い出すんだなー。

 

ホウボウのお刺身サラダ。
まだ二皿あるのに、たいぶお腹がいっぱいになってきました。

 

今日はこれを食べににきました。
ホワイトアスパラガスのクリームソース。
ピンクペッパーがアクセント。
どこの店で食べるホワイトアスパラガスよりも、
みーしゃのホワイトアスパラガスが好き。

 

トマトの詰め物。
ネックの煮物と迷ってこれに決めました。
優しいトマトの酸味が、だいぶお腹いっぱいだったにも係らず、
入っちゃいましたね〜。おいし。

 

キャラメルアイスとココナッツアイス。
あたしの定番。
今日もおいしい料理をありがとう!

ようやくポルトガルの旅行記の続きが書けました。
ポルトガル・スペイン旅行記 NO.5 NEW

 

   2014/5/20    ポルトガルチーズの感想  

ケイジョ・デ・アゼイタオン(DOP) Queijo De Azeitao  
羊乳製、M.G45〜60% ポルトガル 南部リスボン近く
これはリスボンのチーズ専門店で買いました。日本に帰ってきてすぐに食べなかったので、蒸れて苦味と苦味が増して強烈になってました。さすがの私もむせました。小さいのでセーラなんかより早く熟成してしまいますね。おみやげチーズは早く食べる、これ基本ですね。(2014.05.06)

ケイジョ・デ・カステロ・ブランコ(DOP) Queijo de Castelo Branco 
羊乳製、M.G45〜60% ポルトガル 北東部
これはリスボンのチーズ専門店で買いました。メリノ・ダ・ベイラ・バイシャというイベリア半島の在来種の羊のミルクで作られます。カステロ・ブランコとは土地の名。製法はセーラ・ダ・エストレーラの流れを汲むそうで、包帯のような布を巻いているのも同じですが、出来上がりの固さは全然違います。こちらは硬い、カッチカチ。かなりハードなので、削って食べるのもいい。そのまま食べると、酸味と苦味がありますが、悪くはないが結構強めなフレーバーです。(2014.04.06)

ケイジョ・デ・アゼイタオン(DOP) Queijo De Azeitao  
羊乳製、M.G45〜60% ポルトガル 南部リスボン近く
リスボンのロシオ広場の食材店で購入したアゼイタオン。日本に持って帰って1週間ほど経った頃、少し外皮が乾燥しかかってるかな?という時に食べましたが、中きスプーンですくって食べる感じで、ミルクの甘味もあり最高の状態でした。ポルトガルのチーズで一番好きかも。(2014.04.06)

テリンチョ(DOP) Queijo Terrincho 
羊乳製、M.G45〜60% ポルトガル 北東部
日本では買えない珍しいチーズで、これはリスボンのチーズ専門店で買いました。リスボンでも1度しか売ってるのを見ませんでした。羊乳を動物性のレンネットで凝固させたもので、朝鮮あざみではありません。最低30日熟成、表皮は洗っていますが、リネンスをつけるほどではありません。食べてみると、以外に普通というか、ポルトガルチーズ独特の田舎臭さが和らいでいる感じ。パックされていたせいで、少し蒸れ臭あり。(2014.04.06)

ようやくポルトガルの旅行記の続きが書けました。

 ポルトガル・スペイン旅行記 NO.5 NEW

   2014/5/18    河口湖旅行  二日目  

 

チェックアウトして河口湖美術館までホテルの方に送っていただき、
ゆっくり「昭和洋画壇のきらめき」のコレクションと
富士の写真展を楽しみます。
写真を趣味にする父は、富士の写真を見ながら
「これはなかなか上手だ」とか「いい線いってる」等、
上から目線で薀蓄を垂れておりました。
11時に美術館のカフェで、湖畔を眺めながらコーヒーを楽しんでから、
周遊バスでカチカチ山ロープウェイまで向かいます。
わずか3分で山の上の展望台まで登ります。

山頂の展望台からは、富士山がよく見えます。
富士山は何度見ても、素晴らしいです。
何枚も何枚も写真を撮って、もう富士山でお腹がいっぱい。
ここの地は昔話「カチカチ山」の舞台になった土地だそうで、
その内容を改めて読んでみて、物語の内容にビックリしました。
昔話って恐ろしい。

←写真をクリックしていただくと、大きい写真になります。

 

河口湖駅の背後には、大きな富士山。
高速バスの時間まで、お土産を買ったり、
喫茶店で過ごし、横浜に帰ります。
人身事故があった影響で、帰りは1時間多くかかりましたけれど
元気に帰ってこられてよかった。
父も「また、どこか行きたい」と言ってるので、いい兆候です。
少しだけど親孝行できたかな?

   2014/5/17    河口湖旅行  初日  

 

抗がん剤の副作用のため1か月ほど休薬している父、
今なら旅行に行けそうだから行きたいと言ったので、
私からの母の日と父の日のプレゼントとして
親子3人で、1泊2日の旅にでました。(2週連続の旅で私はクタクタですが。)
行先に選んだのは富士山の裾野、河口湖。
横浜駅から高速バスで河口湖駅まで。河口湖からはシャトルバスに乗り換えて
現在ちょうど見どころの「富士芝桜まつり」の会場まで乗ります。
会場までは30分ほどの予定が、花見客で大渋滞のため1時間以上かかって到着。
世界遺産になったということもあり、外国人観光客も急増中。
写真で見るよりも富士山が大きく見える気がして、手が届きそうなくらい。

 

会場では富士山周辺のうまいものが出店し「富士山うまいものフェスタ」開催中。
テントのテーブルで、「富士宮やきそば」と"幻豚"とも呼ばれる
山梨県産ブランド豚のフジザクラポークの「中華ちまき」でランチ。
こういうところで食べる食べ物に期待はしないことにしているのだが、
これがまともにちゃんと美味しくて、大満足。
炭水化物ばかり取り過ぎましたれども。
2時間半ほどいましたが、ちょっと疲れが見えてきましたので、
少し早いけれど河口湖駅までシャトルバスで戻ります。
河口湖駅まではホテルの方が車で迎えにきてくださって、湖畔の宿にチェックイン。
温泉に入り、美味しい食事も食べて、元気に就寝。

   2014/5/12  岡山旅行  最終日3日目 

 

3日目、天気予報は雨。それも時間が経つに従って酷くなるようだ。
天気予報を上手に生かして、午前中に羊と山羊に触れ合うことにしましょう。
向かった先は、上蒜山スキー場のすぐ隣「イル・リコッターロ」。
昨年行われたオールジャパンナチュラルチーズコンテスト2013で
フレッシュ部門での最高位を受賞されたチーズ工房です。
オーナーの竹内さん(現在30歳!)が奥様と一緒に、
山羊と羊を育て、そのミルクを使って主にリコッタを作り、
パンを焼き、パスタやピザを作り、カフェを営んでいらっしゃいます。
私たち、お昼はカフェで頂くので、まずはチーズを予約購入。(ほとんど買っちゃった)

 

竹内さんはチーズの仕込みやカフェの準備があるから一緒には行けないけれど、
牧場で自由に羊と山羊と遊んだり、エサ(ヨモギ)をやったりしてていいとお許しをいただいたので、
5人でハイキング気分で歩いて20分ほどの牧場へいそいそ向かいます。
道すがら、背の高いヨモギを摘んで、エサをやる気マンマンで歩いているのは私だけで、
他の4人は誰もヨモギを摘みません。
エサ、あげる気あんの?
こんなにヨモギが無いかもしれないよー!?
いいの〜?

 

いっぱいヨモギを摘んだよ。
「ヨモギのブーケ」ができました。
羊や山羊さん達、喜んでくれるかな〜?

 

あれれ、牧草が少ないんじゃない?
あっ、いたいた羊さんと山羊さん。
おーい、みんな〜、遊びにきたよ〜♪
人懐っこいですね、いっせいに近づいてきてくれます。
そしてこの後、私の「ヨモギブーケ」を見つけたご一行様たち、
私に襲いかからんばかりの勢いで、私の手から奪うようにヨモギを食べてました。
こんなことなら、もっと摘んできてあげればよかったよ。

 

仔羊ちゃんとお母さん羊。
まだお母さんのミルクを飲んでいます。

 

こちらは仔ヤギちゃんとお母さんヤギ。
まだまだお母さんのミルクが欲しいお年頃。

 

私たちの存在にも慣れてくれて、小屋の中に入っても安心して反芻しています。
何頭も固まってモグ、モグ、モグ、モグ・・・・・音をたてて、おとなしくじっと座って反芻しています。
一度食べたものを、また口に戻してする咀嚼する反芻・・・
なぜこんな食べ方をするのか?私なりに考えてみた。
栄養価の低い草を食べて体を保持するためには、大量に食べなければならず、
時間をかけて食べていると敵に狙われやすいので、さささっと沢山食べて、
リスやハムスターが頬にエサを貯めるように、とりあえず第1胃に収めて、
安全な場所に移動して後でゆっくり咀嚼して消化に勤しむ・・・。
ちがうかな。

 

12時になったのでカフェに戻ります。
さー、お腹が空いた。
まずは、牛・山羊、羊の混乳のリコッタ・フレスカ、ショップで購入したのを、
すぐ食べたいとお願いして出していただきました。
リコッタとはイタリア語でリ(再び)コッタ(煮る)という意味で、
チーズを作った後の乳清(ホエー)を再び煮立たせて
かきたま汁のように浮き上がってきたものをザルにあげたものです。
これは今まで冷蔵庫に入ってたのでちょっと冷たいが、ふわっと柔らかくて甘い。

 

リコッタが入ったサラダ。
野菜人なもので、私が野菜も食べたいとおねだりしたもの。
このリコッタはアフミカータ。
アフミカータとは燻製の意味です。
フレッシュリコッタを1日水分を抜いてから燻製にしているそうです。
燻製の風味がちょうど良くて、このサラダ、美味しい♪
皆に「注文して大正解」、と言ってもらえてうれしい。

 

このパン、美味しい♪
聞くと、竹内さんの手作りの天然酵母のパンですって。
竹内さんはメニューのイラストもこなすし、なんでも自分でやっちゃう。
器用な人なんですね。
カフェの隣には3棟のログハウスが建てられていて、
いずれはアグリツーリズモのオーベルジュ、宿泊もできるようにしたいそうです。
ちょとだけ覘かせてもらったけど、山小屋風で可愛らしくて泊まってみたいと思った。

 

モチモチのパスタにリコッタ・サラータを削ってあります。
これも美味しいなー。

 

ピッツァ・カルツォーネ。
きのことリコッタとタマゴが入った包焼きピッツァです。
ナイフを入れると、卵の黄身がとろ〜と出てきて、歓声があがりました。

 

カンノーリ。
カラっと揚げた筒状の生地の中に、甘さ控えめのリコッタクリームを絞り入れて、
そして入口と出口にピスタチオがまぶしてあります。
上にはオレンジピール。
素朴で美味しいなー。
イタリアで食べたのを少し思い出しました。

 

雪下にんじんとリコッタのケーキ。
ケーキはクルミの風味がしっかりと利いてて、美味しいです。
コーヒーも飲んで、お腹いっぱい。

この後、次の目的地に行き、リコッタづくりを見せていただきながら
インタビューすることになっているので、またここに戻ってきます。

 

車で向かった先は蒜山のラッテ・バンビーノさん。
酪農家が洋書を見ながら独学で学んでチーズを作っているという変わり種のチーズ工房です。
どんな方が作っていらっしゃるのか、どんな風に作っていらっしゃるのかを知りたくて伺ったのです。
作っていらっしゃるのは川合さんという気のいいオジサマです。
私たちに「まぁまぁ、座って♪座って♪」と、美味しいカプチーノで もてなしてくださり、
4000万円かけたという工房と熟成庫も3チームに分けて3回も案内してくださって、(私はマンツーマンでした♪)
「遠慮しないで〜!」と、何でも快く話してくださいました。
試食も新しいチーズをバンバン開けて、たくさん切ってくださる大らかさ。

 

以前から、私は疑問に思っていることがあった。
「マンステール」「スティルトン」「シュロプシャー・ブルー」など、なぜ海外のAOPやDOPチーズの名前そのままで
販売されているのか・・・・? 理由はあえて聞かなくても理解できました。
海外のAOPやDOPチーズのネームバリューを利用しようとか、そんな考えは毛頭なくて、
独学で学んだチーズの洋書に書いてあったレシピで作ったから、その本のチーズ名のまま売っているだけと感じた。
工房「ラッテ・バンビーノ」の名の由縁は、「牛乳のラッテと、本名がカワイだから「可愛い」、可愛いはバンビ」だからだそうです。
洋書のレシピを参考にし、サイレージを使っているため酪酸菌による被害を減らすため今はレシピを変えていらっしゃるとのこと。
名前をつけるセンスもあるし、レシピも完全コピーでないので、近い将来面白いチーズの名前に変わるかもしれませんね。
お会いしてお話を聞くと、その人も好きになるし、その人の作るチーズも愛おしくなってくる。
今以上にもっともっと美味しいチーズができるように、願ってやみません。

 

またイル・リコッターロさんに戻って、飛行機ギリギリの時間までリコッタ作成中にインタビューさせてもらいます。
学生時代に北海道でアルバイト〜スタッフ(23〜26歳)をしていた とあるチーズ工房でチーズ作りを知り、
卒業後、イタリア・シチリアに留学し、ブランコ氏から本場のリコッタ製造を学び、
帰国後、お父様が購入された土地が蒜山にあって「使ってもいい」と言われたことと、
近所のジャージーランドのホエーが使わせてもらえるようになりいけると確信、現在30歳、頑張っているそうです。
羊は北海道の松山農場さん(私も行ったことある〜♪)から譲り受け、
山羊のことは白馬の「風の谷ファーム」のロバートさんから習い、小屋も自分で建ててのスタート。
ヤギ、ヒツジは一年中放牧地にいる、冬は雪が積るので小屋にエサだけ運ぶが夜も放牧地にいるそうです。
今後の目標は、美味しいリコッタを作る→いいミルクを作る→それには牧草作り→さらに頭数を増やすことだそうです。
若い人が地に足をつけて頑張ってる姿はとても眩しくて、ずっと応援していきたいと思いました。

   2014/5/11  岡山旅行  2日目  

 

朝、レンタカーで岡山城をかすめて拝んで出発!
岡山の勝山に到着したら、まずは今宵の宴用と明日の朝のパンを調達します。
天然酵母を使っているパン屋さんタルマーリー
自分用のお土産も買う。

何種類か食べましたが、どれも酸味のあるパンでした。

タルマーリーからほど近いところにある、岡山の「辻・本店」、アポイントの時間に伺いました。
文化元年(1804)創業の酒蔵ですが、現在は杜氏をはじめ若手の蔵人が頑張っていらっしゃいます。
まずは白衣、帽子、長靴に着替えて、蔵を案内していただきました。
実はこの酒蔵も普段は酒蔵見学は受け付けていないのですが、
今回は特別に杜氏さんのご説明を受けながら蔵の中を見せていただきました。
ありがたいことです。

 

2007年に先代が病いで倒れられて、杜氏を任されるようになった辻麻衣子さんに
蔵見学の後、それぞれのお酒の説明をしていただきました。
こちらの酒蔵の大きな取り組みとして「菩提もと」があります。
明治時代からの「山廃もと」、江戸時代からの「生もと」、
それより時代が遡ること室町時代に確立した仕込み方法の「菩提もと」。
古文書に数行書かれているだけの方法を、試行錯誤しながら探究をすすめていらっしゃいます。
若くて精力的に頑張る酒蔵を応援したい。

私は「菩提もと・にごり酒」を購入しました。

 

酒蔵と道を挟んだ向かいには、酒蔵直営のレストランがあります。
元は酒蔵の酒貯蔵庫だったところを、おしゃれにリニューアルされています。
リニューアルとは言っても、土壁や、なまこ壁や、太い梁で昔ながらの雰囲気があります。
ランチタイムギリギリになり危なかったところを、
杜氏さんがレストランに電話してくださって席を用意してくださっていました。
私は「西蔵井ステーキ丼」にしました。

 

美味しいランチを済ませてから次に向かったのは、蒜山ジャージーランド。
ふさふさの牧草地が広がっています。
草の香りが風に乗って全身に降り注ぐ。
ここはジャージーランドは蒜山酪農農業組合が経営する育成牧場です。
ジャージーの牛乳製のチーズを作る工場がガラス越しにですが見学できるようになっています。
チーズの熟成庫も合わせて見ることができます。

小柄でかわいいジャージー牛。
ジャージー牛の育成牧場は、上蒜山(標高1,200m)の裾野にあり、
標高550〜650m間に40haの敷地面積があります。
放牧は4月下旬から開始し、11月中旬まで行い立派な牛に育てます。
私たちが牧場に着いた時も、広い牧場なのに人間が好きなのか人の近くの柵に集まって
可愛らしい瞳を見せてくれていました。
ジャージーのミルクの特徴は、脂肪球が大きく、乳脂肪、たんぱく質の含有量が高く、
バターや乳製品にするのに、歩留りがよくていいそうです。

ジャージーランドでジャージー牛の肉を買い込み、
皆の大好物である道の駅で、新鮮野菜やお土産を買い込み、
今夜のお宿である砂湯で有名な「湯原温泉」に向かいました。
泊まるのは古い家屋を改装した「貸別荘」です。
1階にはスナックを思わせるようなカウンターに、畳の大きなお部屋、
2階は畳の部屋が2部屋あります。
食材の下準備だけ済ませて、浴衣に着替えて、
この別荘を経営している温泉ホテルの温泉に入りにいきます。

 

脱衣所に「露天風呂番付」がありました。
ここ湯原温泉は、西の横綱と言われている温泉なのだそうです。
大浴場と屋上にある露天風呂と、2つの湯を楽しみましたが
湯の肌あたりというか、とろり加減が露天風呂の方が濃い感じがしました。
同じ湯とは思えません。
私は断然、露天風呂のとろりとした湯が好みです。
あっ、だから露天風呂の横綱に選ばれたのでしょうか?

さー、宴会だー。まず、酔っぱらう前にしっかりと味わっておくべきものは・・・これ。
ポルトガル・リスボンのチーズ屋さんで購入したポルトガルを代表するチーズのケイジョ・セーラ・ダ・エストレーラ(DOP)です。
羊乳製のチーズで朝鮮あざみのオシベ(カルド)の凝乳酵素で作られ、
型崩れ防止に包帯のような布で巻いてる、ポルトガル人にとってもハレのチーズ。
カルドで作られたチーズの特徴の苦味はきちんとあるが、ミルクの甘さもしっかりと感じるし、旨みもあって美味しい。
ポルトガルの羊+カルドの数あるチーズの中でも、品があるというかやはり王様的なチーズだなと思いました。
詳しくはチーズ日記のポルトガルの方に書いてますので、ご興味のある方はどうぞ。
宴会は、タルマーリーさんで買ったパンと、にんにくの蕾を茹でて山椒味噌やにんにく肉味噌をつけて、
ニラ玉、ジャージー牛肉の焼き肉サンチュ付、お漬物、水菜のサラダ、
そして日本酒は利守酒造さんで頂いたもの、買ったもの、などなど・・・。楽しかった〜♪
夜中には河原にある足湯に浸かって、体をポカポカにして眠りました。

ポルトガル・スペイン旅行記 NO.4 NEW

   2014/5/10  岡山旅行  1日目  

いつものチーズ仲間5名で、岡山に2泊3日の旅に出ました。
不覚にも直前に風邪をひいてしまいまして、
熱は引いたものの、咳と鼻ズルズルでの出発です。
羽田から岡山空港までは飛行機で、岡山空港からはレンタカーで利守酒造さんの酒蔵を訪ねます。
利守酒造さんは酒米の雄町の故郷である岡山で、
雄町を使って「酒一筋」をはじめとする日本酒を造っていらっしゃいます。

お休みにも係らず普段は酒蔵見学を受けていないところを、
特別に蔵の中を見せてくださり、専務の利守弘充氏より酒造りの貴重なお話を聞かせていただきました。
雄町米に対する思い、利守酒造さんが考える地酒とは何ぞやなど、勉強になるお話がたくさん。
お話の後は、雄町で作られる日本酒3酒類と、梅酒2酒類の試飲をさせていただきました。
私が購入したのは純米吟醸「酒一筋・生酛」
芳醇な味わいが、絶対にチーズに合うと思うのよ〜。(写真では真ん中ね)
帰りには試飲で残った日本酒を持たせてくださいました。
お休みの貴重なお時間を割いていただきまして、本当ありがとうございました。

ランチを軽く済ませて、次に向かったのは、チーズ工房の「ルーラルカプリ農場」さんへ。
以前、チーズプロフェッショナルのイベントでお手伝いをしていた時に
代表の小林さんと少し話をさせていただき「ぜひ、遊びにきてください」と言っていただき、
いつか伺うぞーと心に決めていたので、今回の訪問はとても楽しみでした。
かわいいパンフレットをもらったため、観光牧場のイメージを持っていたのですが違いました。
ヤギを飼うところを解放し、自由に見せてくださっているだけという雰囲気で
チーズ一筋というストイックな感じでもなく、かといって観光目的の牧場でもなく・・・。
そんなユル〜イ感じが、いいなと思いました。

4代続く農場で、先代までは牛を飼っていたそうですが、現代表の小林さんが牛から山羊に変えて、
ミルクに付加価値をつけるため、山羊のミルクからチーズやヨーグルトを作っています。
こちらの農場には障がい者が共に働いており、障がい者の就労継続支援の事業所としての一面も。
家畜を育てるという農業を通じて社会と係っている姿は、素敵だなと思う。

塩分無添加で全国のイタリアンレストランでも好評だという
山羊乳のフロマージュブランと山羊のプリン。
その他にヨーグルトと山羊のミルクも購入して食べてみた。
とっても美味しいですよ。

軽い食事もできるスペースを作っている様子でしたので、間もなく楽しめるかと思います。
近くにこんな農場があったら、ちょくちょく通うのになー。
小林さん、楽しいお話ありがとうございました。

ホテルにチェックインして、車を置いて、フロマージュリー・ピノさんに歩いて行きます。
チーズ販売だけでなく、チーズとワインのマリアージュや、チーズ料理が楽しめる素敵なお店で
岡山以外にも広島などに何店舗か展開されています。
オーナーは女性で、美しくとてもきさくな素敵な方なんですよ。
スパークリングワインとおつまみで美味しく頂戴している傍らで、
CPA通信に載せるオーナーの中野良佐乃さんのインタビューと撮影も同時進行です。

これは似ているけど、パルミジャーノ・レッジャーノではありません。
イタリアのチーズで・・・でもチーズの名前、失念してしまいました。
熟成が若く優しい風味のグラナ系のチーズで、かち割るのではなく、写真の長くしなるナイフで
薄く削るようにして出してくださいました。
削ったチーズは、ふわふわしててジロールで削った感じに近いかんじ。
このチーズがちょっと面白い風味でしたので、ちょっと気になっています。
と言うわりにチーズの名前を忘れるという失態をしでかしましたが・・・ね。

翌日のイベント「日本酒めぐり ちどりあしin岡山」で出すというおつまみも、
「よかったら食べてみて〜」と出してくださいました。
生ハムと生マッシュルームに先ほどのチーズをかけてオリーブオイルで。
いや〜ん、美味しい♪
あれがとうございました。

横浜にも出店してくれたら、通っちゃうのになー。

フロマージュリー・ピノさんを出て、まるちゃんが予約してくれたお店へ移動します。
新鮮な食材を使って真面目に調理して、頑張っている。
ただ、サービスの若い女の子ちゃん達がね、
何を聞いてもまともに答えられないとこがちょっと勿体無い感じ。

お刺身とか、筍の木の芽あえとか、タコとか、いろいろ目につくものを注文して
お酒も岡山のをいくつも飲み比べたりして、楽しい夜を過ごしました。
今夜は岡山市内のホテル、それぞれシングルのお部屋で一泊です。

ポルトガル・スペイン旅行記 NO.4 NEW

   2014/5/5  港横浜「スカンディア」  

連休3日目の夜は、パリから帰国中のPMさんと
なっちゃん、Uさんとの4人で食事の約束をしていました。
少し早目に到着したので、日本大通り駅周辺を歩いていると、
ライトアップした横浜開港記念会館が見えたので写真に収めてみました。
横浜開港記念会館のシンボルである時計塔は「ジャックの塔」と呼ばれ、
神奈川県庁(キング)・横浜税関(クイーン)と共に横浜三塔となっています。
手持ち夜景モードというのを使ったらよく撮れた。(今ごろ使い方を知った)

昭和4年に建てられた横浜貿易協会ビルにある「スカンディア」
1963年創業の横浜の北欧料理の老舗です。
1階はカジュアルなスタイルで、2階はクラシックな雰囲気、
1階は以前来たことがありますが、今回、私は初めて2階へあがりました。
重い木の扉をあけると、豪華客船を思わせる壁飾りの彫刻が壁一面に。
白髪の紳士・淑女が気取らず、でもオシャレに食事を楽しむような、
大人の雰囲気に圧倒されそうになる。

ポメリーのシャンパーニュをボトルで注文して。
横浜大人の集いに・・・乾杯!
少し、ご無沙汰しておりました。

こちらのお店の名物コース、「スモーガスボードのコース」をいただきます。
前菜は、にしんの酢漬け、スモークサーモン、エスカルゴ、鴨のローストなど6種類。
中央にはキャビアがドーンと。
こういう料理とシャンパンは実によく合う。

メインも同じようなスタイルで、出てきます。
ローストビーフ、大車海老などのメインが5種類。
美味しくて、シャンパーニュがすすんでなりません。
もう一本、同じものを追加して、最後までシャンパーニュで通す。
この後、サムソーとダナブルーのチーズと、デザート、コーヒーで。
ちょっと大人になったような(年齢は十分大人ですけど)
シュワシュワと静かに弾ける時間を過ごしました。

ポルトガル・スペイン旅行記 NO.4 NEW
やっと4まできました。

   2014/5/3  ブーシェル&CEPAGEのコラボ 

パリから帰国中のPMさんが主催するCEPAGE、
ドイツ料理のブーシェルさんとのコラボです。
ブーシェルさんは紅葉坂から六角橋に移転したばかり。
ささやかなお祝いの「おっぱいチーズ(テティージャ)」を抱えて行ってきました。

乾杯はフライング・ブルワリー・アビェーター・エールで。
パイロットのエチケット。スチュワーデスバージョンもあるとか。
爽やかで女性が好みそうな清々しいビールです。

前菜は「初夏のブロートツァイトテラー」。
鶏のハツとシシトウのガーリックソテーでビールをいただきます。
黒パンにはサワークリームをつけて。
アンディーブのグリルにはヤギのチーズを乗せて。
白ワインに合わせます

「ALSACE SOPHICA EDELZWICKER」

単一品種が基本のアルザスで、多品種をブレンド、
四つ葉のクローバーがワイングラスを持って踊っています。
ついでに葡萄も踊っているよ。

白とグリーンのアスパラガスとハムをクレープで包んだアウフラウフ。
今年、白のアスパラガス初です。
白アスパラをいただくと、初夏がやってきたんだなーと感じます。

シエテシエテ2012
神の雫にも登場したというスペインのヴェルデホ主体の白ワイン。
数字の7に拘って名づけられたそうです。
クレープのソースとよく合います。

ベイクドポテト&ソーセージ。
下にはザワークラウト。
また、ビールが飲みたくなっちゃう
間違いのない味。

マルクグラフ・フォン・バーデン2011
ドイツのシュペートブルグンダー。つまりピノ・ノワールね。
凝縮感を高めるために、葡萄の房を半分にカットして育て、
樹齢27年の葡萄をオーク樽で18か月熟成させています。
ドイツの赤、だいぶ印象が変わってきています。

レバークーヘン ビーツとインゲンの温製サラダ
網脂で包んであります。

パリからPMさんが持ち帰られた変わり種ワイン。
パリのユネスコ本部の関係者のみが購入できるという
一般の人はなかなか飲めないワインだそうです。
「UNESCO COMMISSARY」
ドルドーニュ川の右岸サンテミリオンの近くの「カスティヨン・コート・ド・ボルドー」
私がワインエキスパートを受験した頃は、
コート・ド・カスティヨンって呼んでた地域だと思います。

チーズとチョコレートのケーキ。
最後にスペインのアラマンサの赤いセミスイートワインが出たのですが、
写真を撮り忘れました。(酔いがまわっているもので・・・)

はじめましての方たちとも、乾杯を重ねる度に
どんどん仲良しになっていきます。
テーブルの皆さんと、二次会、締めのお蕎麦屋さんまでご一緒しました。

ポルトガル・スペイン旅行記 NO.4 NEW
やっと4まできました。

   2014/5/2  乃木坂チーズの感想 

「さくら」
花見のチーズと言えばコレ、共働学舎新得農場「さくら」でしょう。イタリアの桜の葉で包んだ「ラ ロッサ」と食べ比べしてみるとよくわかるのだが、まさに日本の味がするのだ。日本酒の酵母の風味を強く感じ、そこに桜の塩漬けの香りが見事にマッチしている。「さくら」も熟成段階で味が変わると思うが、今日のこの熟成は私の中のベストに近い。外皮のあたりが少し柔らかくなっているけど、まだまだ若い酸味もある感じ。日本酒にももちろん合うし、スパークリングの弾ける感じもよく合います。

「ラ ロッサ」
フェルミエがイタリアのS.L.P社・コーラさんに依頼して作らせている桜の葉で包まれたチーズです。今までは日本の桜の葉をイタリアに送って作っていたのですが、今年はピエモンテの桜の葉に変わったそうです。葉の透け具合も鈍くなり、色がぐっと濃くなって、繊細な桜の葉でないので、餅にたとえるなら「桜餅」ではなく、「柏餅」っぽいの。意味、通じてるかしら?中のチーズはヤギ乳で葉の桜の葉の香りがついている。

「オッチェッリ アル バローロ」
ワインのバローロを作った後の葡萄の絞りかすに漬け込んだチーズ。かつては 「テストゥン アル バローロ」という名前でしたが、「オッチェッリ アル バローロ」に変わりました。今日は1959年のバローロなので、そのワインに合わせてチーズも同じ故郷のいとこみたいなのを用意してくださったのです。葡萄の色がチーズに染みて、美しいとは言いがたい姿になってますが、味わいは深くオツな味になっています。ワインによく合います。

「ヴェリツィン ディ ヴァッカ」
カビの入り方や、水分が多めで柔らかそうな見た目は、同じくイタリアの青カビチーズのゴルゴンゾーラのドルチェによく似ています。こちらは無殺菌乳で作っているので、強めの味を想像したのですが、とても穏やか。悪くないです。

「ブラ」
イタリアのピエモンテのチーズ。旨みが出てるけどまだまだ優しい味わい。柔らかいチーズの中にこういうチーズが入ると、口あたりが変わっていいです。

「ブリー・ド・モー」
外皮はリネンス菌がでていて茶色っぽくなっています。白カビの優しい風味を通り抜け、だいぶ乙な味になってきています。この「乙な味」というフレーズが最近のチーズ好きの間でよく聞きます。辞書でしらべると、コクがある、味わい深いなどが出てきます。まさにそんな感じなのですが、私たちの間ではもうちょっと違うニュアンスも含んでいて、「侘びてる」とか「通好みの」とか「クセがある」という意味もプラスされている気がします。

ポルトガル・スペイン旅行記 NO.4 NEW