1219年 (建保7年、4月12日改元 承久元年 己卯)
 
 

11月13日 [愚管抄]
  大納言公経、御熊野詣の後、終に右大将になりて、其十九日拝賀めでたくして、よの
  人にほめられにけり。
 

11月21日 癸丑 陰
  寅の刻大風。巳の刻風休止するの後、相州の新造亭顛倒す。卜筮の告げる所、頗る不
  快と。
 

11月27日 [皇帝紀抄]
  巳の刻、白川祓殿の辺焼亡、数町に及ぶ。延暦寺の塔並びに金堂、成勝寺、最勝寺の
  塔三基・金堂、證菩提院等同じく焼亡す。また亥の刻靱負廰火事、放火と。