通行料は、歩行者の場合無料です。
この橋は、昭和35年4月に完成、 それまで利用されていた渡し船が 廃止されました。橋の要目は、 全長: 575m 海上部分: 235m 前幅: 74m(歩道2m) 高さ: 22m(海面から) 18m(海面下) 工費: 7億円 |
橋を渡りきった所に、駐車場に出る細い階段があり、それを下りて木立の間を抜けると
駐車場に出ます。車で来られた方は、ここに車を駐車しておけば良いと思います。
橋に沿った小道を進めば、北原白秋の「雨はふるふる。。。」でお馴染みの城ヶ島の雨
の碑がある小さな浜に出ます。白秋記念館もありますので、覗いてみてはいかがですか。
頼朝が笠懸をした遊ヶ崎は、今の駐車場、埋め立て地の方に広がり馬が駆け回るだけの
広さが有ったのでしょうが、現在は一部が整備されているだけで昔の面影は薄いのでは
ないかと思います。以前は、アサリなども沢山取れていたのですが。。。。。。
再び駐車場の方に戻り、埋め立て
地を山に沿って進みましょう。 漁連や工場の建物が林立し、景観 もあったものではありませんが、 白秋が訪れた當時は、通り矢の鼻 を小舟が通うのが見られたのでし ょう。 途中にある白秋の「城ヶ島の島山」 の案内板も、文字が剥げて淋しそ うでした。しばらく我慢して歩き ましょうね。 |
道の尽きる所まで進みますと、「水っ垂れ」の案内板が待っています。
ここから安房崎までは、山岸
にある小道と磯が続きます。 でも、左には向ヶ崎から続く 三浦半島南岸や房総の山々、 城ヶ島の景観は結構楽しんで 頂けるでしょう。多少、手も 加わっていますが、昔ながら の磯の荒々しさが窺えます。 海の荒れているとき、満潮時 は注意が必要です。 |
狭い磯道を抜けると、広い磯と白砂、なだらかな丘陵の安房崎にでます(相模風土記には、
房州に向かいし所なり。ここに神楽高根と云う所有り。土人、鎌倉将軍洲崎の明神へ奉納
の神楽を奉ぜられし所なりと云う)。城ヶ島の最西端で、文字通り表面に房総半島が見え、
室町から江戸初期まで里見氏が支配していた安房の国を意識した名前です。この日も風は
強かったのですが、そのおかげで房総の先端までくっきりと見ることが出来ました。
三浦氏滅亡以降、北條氏は何度か里見氏と海上での戦いを行っています。きっと、この安
房崎の沖で壮絶な戦闘が繰り広げられたのでしょう。
安房崎を越え反対側の岩場に
出ると、そこは太平洋です。 目の前の水平線上には大島の 島影がくっきり見えるはずで す。右側には伊豆の先端も。 この岩場は断崖で行き止まり になります。右手に見える階 段を上りましょう。途中行け そうに無い箇所も有りますが 惑わされないように。。。 |
登ると「城ヶ島公園」に出ま
す。城ヶ島大橋の開通以降に 整備され、昭和37年までに はレイアウトが完成。その後 順次整備されたようです。 展望台は一見の価値あり、運 が良ければ房総、大島、伊豆 と270度の展望に出会えま す。園内、駐車場の整備され た美しさも味わって下さい。 |
公園を出て300mばかり道なりに進みますと、左側に細いオレンジロードが見えます。
その道を辿りましょう。次第に鬱蒼とした笹藪になってきますが道なりに進みます。
右手には、城ヶ島の上部を通り燈台へ道もありますが、内部の迷路に迷い込まないように
注意が必要です。しばらく進むと「海鵜展望台」に出ます。暫し絶景を楽しんで下さい。
若干不安になる所もあると思いますが、とにかく道なりに行き着ける所まで、藪を分けて
進んで下さい。右手は開け砂浜に下りる階段が見えたら終点です。その少し前の所に、左
側に草に覆われた階段が有りますので、注意しながら下りてみましょう。南側に海、他の
三方向が崖の赤羽根海岸に出会えます。比較的に人が来ないので、プライベートビーチと
洒落込んでみても良いでしょう。海鵜の断崖が東側にあります。まあ!一休み。
[海鵜展望台より] [赤羽根海岸]
再度急階段を登って下さい。
お疲れさまでした。今度は 先端の整備された右の階段を 下りて白い砂浜、磯の広がっ た海岸に出ましょう。 後ろを振り返ると不思議な光 景が眼に入ります。海と風に よって造られた自然の芸術、 「馬の背洞門」です。 ここは磯遊びに最適です。ご ゆっくり楽しんで下さい。 |
砂浜を越えるとながとろ崎に
続く広大な磯になります。 磯歩きを楽しんで燈台の下に 出ましょう。城ヶ島めぐりの 小舟に乗ってみるのも良いで しょう。 ちょっとお店の道に入り、 階段を登ると明治3年に建て られた城ヶ島燈台です。
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燈台を右に見て道なりに行きますと、城ヶ島の東の端の浜に下りることが出来ます。
前方には、伊豆の先端から天城山、伊豆の山々、箱根、富士と、これも運がよければ
壮大な景観に出合うことができます。左がながとろの崎、右が西崎の磯になります。
西崎は、いままでの広大な磯と違い、細い磯が櫛状に突出しているので、歩くのは
ちょっと難しいでしょう。
磯に掛かる順路の橋を渡って来
ると切り立った岩山の洞窟に小 さな社が見えます。 これが「小桜観音」で、その昔 三浦荒次郎義意と短い恋いに燃 えた小桜姫を祀ったものです。 順路をちょっと外れた磯の間に
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城ヶ島の北西の端、三崎の町
を望んで小高い丘があります。 対岸海南神社の祭神、藤原資 盈公が三崎に着岸した時に楫 とり役であった家臣三郎を祀 った「楫の三郎山」で、頂上 に小さな祠があります。 |
この楫の三郎山の海側には、酔女ヶ浜(相模風土記に、頼朝の侍女が酒に酔った所と有り
ます)が拡がっていたようですが、現在は、殆どが駐車場になっており、その名残を山の
付近に留めています。壊れた自然が戻らないのは残念です。
ようやく城ヶ島の中心繁華街に到着しました。
バスで帰る方は、ここから三崎口行きに乗車 できます。車を置いてきた方、徒歩の方は、 もう暫く歩きましょう。お土産見付けてから。 ここから大通りに沿って暫く歩くと、左手に 油壺行きの遊覧船の発着所あります。1時間 に一本ですが、20分程度で油壺に着きます。 しばらくは船旅を楽しんでみては如何。 |
歩くだけでも2時間近く掛かりますので、半日でも一日でもペースに合わせて調整して
下さい。本日はお疲れさまでした。 また、お目に掛かりましょう。 (^_^)/~